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【自分のレシピ④】わたしがわたしのままで、世界を幸せにする方法を探していく

「創造」をイメージしたかったのですが、なんかめっちゃ可愛い画像になってしまいました。笑

レシピだから「卵」でよかったのかもしれないし、啐啄同時(そったくどうじ)っていう言葉もありますよね。

またとない好機のこと。
また、学ぼうとする者と教え導く者の息が合って、相通じること。
鳥の雛が卵から出ようと鳴く声と、母鳥が外から殻をつつくのが同時であるという意から。

goo辞書

あなたがあなたのままで幸せに生きていく方法を本気で考えるなら、同時に世界はあなたにチャンスを与えてくれるっていう意味な気がします。


ちなみに、わたしが「わたし」を見つけていく瞬間には、きっと「わたし」を見つけてくれる人が出てくるし、

あなたが「本当のあなた」を見つけていく瞬間には、きっと「本当のあなた」を見つけてくれる誰かが現れると思っています。


今日はこの記事の続き。


ここまでのサマリ

ここまでやっていたのは、自分という人間をもう一度見つめ直すこと。

最初は、自分にできること、自分のつながり、これまでの経験に加えて、やりたいことや望みをどんどんドキュメントに書いてストックしていました。

そのうちに、自分と社会を接続する方法を考えるようになっていきます。


ちなみに、わたしがずっと会社員をやっていた中で抱えていた「問い」はこちら。

「誰もが、もっと自分らしい生き方に出会えるのでは?」

で、それを阻むのはなんなんだろう?って考えていきます。

何がわたしたちをこんなにも縛っているのだろう。
どうしてこんなにも新しい一歩を踏み出す「足」が重いのだろう。

そして、わたしが、自分らしく生きられるようになった「きっかけ」を探しに行ったところまでのお話でした。

①「学ぶ」と「働く」の本質を見直すこと(世界の見方を変える)
②「自分であること」からはじめるということ
③自分という存在を、いろんなカタチで表現すること

わたしが提供できることはどんなこと?

今の自分の立ち位置と、めざす世界が見えてきたら、それをつなぐ線を描いていきます。

一つ前の記事で書いているのは、あくまで概念的な話ですが、ここでは少しずつ具体度を上げて、目に見える行動まで落としていくイメージです。

わたしがこの時点で、なんとなく導き出していたことは2つ。

①その人が自分の人生に気づき直すきっかけづくり
②一人ひとりの才能を世の中に出していくお手伝い・プロデュース

そして、そのためにわたしができる、具体的なアクションを考えていきます。

①その人が自分の人生に気づき直すきっかけづくり

これは、シンプルに自分の望みからスタートしています。

約2年前の、一番最初のnoteの自己紹介にも書いているのですが、

「こういう自分がいたんだ」
「これをやるために生まれてきたのかも」
「自分の純粋な喜びを見つけた」
その人が生まれてきた理由や、この人生を生きている意味に気づきなおしていく瞬間に出会ったときに、わたしもすごく嬉しい気持ちになるのです。

この「願い」をベースにして、自分の才能を生かすなら、「心理的安全性」のある「表現の場を創る」ことかな? と少しずつ考えはじめます。


一つは、ワークショップデザイナーとしての自分を使っていくこと。

わたしは、直島の現代アートに出会ったことでこれに気づいていくのですが、「アート」ってすごく自分の思考の枠を広げてくれるんですよね。

たとえば、同じ作品を見ていても隣にいる人と「見えている世界」はけっこう違っています。誰かと一緒に鑑賞すると、言葉を交わしていくうちに、解釈の「違い」は「面白さ」に変わり、見えている世界も変化していきます。

仕事上のコミュニケーションで生まれる「違い」って、「面倒」や「煩わしさ」につながりがちなのですが、アートを通して生まれる「違い」は「価値」や「可能性」に変えていける。

これがいちばんわたしが好きなところなのです。


結局、自分に気づくには、いろんな「人」や「もの」や「世界」に触れて、その「違い」のなかに自分を見出すしかないんですよね。

なので、触れられるものはなるべく多いほどいいなと思っています。

その上で、自分らしい表現とグループ対話ができるなら、それがいちばんいいなって。

わたし自身が、自分に気づいたのが「旅」と「アート」なので、それを真ん中の軸において、表現と対話の場づくりをはじめていきます。

そのときの詳しいことはこちらの記事に。

このときは単発の場づくりでいろいろ実験をしてみていたのですが、今度は連続講座をつくりたいなって思っています。


もう一つはインタビュアーとしての自分を使っていくこと。

わたしがメディアを運営していて、インタビューをしているときに感じたこと。

日本人は、どうしても自己主張が少なかったり、自分を謙虚に見せてしまいがちなのと、自分に向き合う習慣があまりないので、他の人の視点で書いた方が、その人らしさが出てくることが多くあります。

客観的な視点が生まれることで、その人が使っている言葉だけでなく、受け手が感じたことや、その言葉の裏にあるものも拾っていけるからです。


わたしは、インタビューという場を設定して、人の話を聞くときには「この人の素晴らしさに出会えるように」と魔法をかけるようにしています。

そうすると、不思議とその人の素晴らしさが出てくるのです。

これは、インタビューが終わった瞬間のスッキリした顔もですが、原稿のチェック出しをしてから返ってくる言葉にも表れているなって思っています。


②一人ひとりの才能を世の中に出していくお手伝い・プロデュース

これはどちらかというと、得意なことで、貢献できること。

会社員として、新しいプロジェクトを推進していくのが得意だったし、実現したときの感動とか達成感がすごく好きだったからこそ、その力を使って「誰かのやりたいことも実現していけたらいいな」って思うようになったのです。

自分に気づくことってすごく大切なのですが、それってゴールではなくて。自分で完結してしまうのではなく、それを社会に表現して、誰かに還元していくことで、才能が循環していくのが幸せなんじゃないかなと思うのです。


そして、その一番シンプルな方法として思いついたのは、

対話を通して、その人のやりたいことを言語化していくこと。

「ジャッジがないから、否定されるとか考えなくて、そのままのわたしで話せた気がする」
「シンプルに言葉を返してくれるので、素直に受け取れる」

話を聞くうちに思ったことは、みんな、日常の中でたくさんたくさんジャッジされたり、否定されたりすることで、素直な願いを口にすることがどんどんできなくなっていっているということ。

でも、そのあなたの願いは、あなただけのものではないから。

世界が望んでいるから、あなたがその願いを持つのです。

だからこそ、自分の中に留めずに、聞いてくれる人を探して、少しずつ口に出して、叶えていってほしいのです。


わたしも、わたしの素直な願いを大切に聞いてくれる人がいたから、今こうして文字にして、書くことができています。


それから、わたしが対話を通して行っているのは「希望」と「きっかけ」を手渡すこと、です。

みんな本当は、自分のやりたいこともそれを叶えるエネルギーも、ちゃんと持って生まれてきています。

ただ、本当の願いを見失っていたり、エネルギーが分散してしまっていたり、日々の小さなサインを見逃しているだけ。

この世界は行動しないと現実が変わっていかないので、その行動の「きっかけ」をお渡しするようにしています。

でも、何かしてくださいって伝えることはほとんどなくて。

「行動した先の世界は、めちゃくちゃ楽しい」
「勇気の先には、想像以上の世界が待っている」

ただ、そういうことを伝えているだけなのです。

シンプルではあるけれど、行動しながら、体感しながら、わたしが見出したそのままの言葉だから、聞いた人たちが勝手に行動したくなっていくという不思議なスパイラルが起きているような気がしています。

どんな人を幸せにできる?

これはいわゆる「ターゲット」ですが、「どんな人を幸せにしたくて」「どんな人を幸せにできるの?」ということ。

これは、結局はみんな、昔の自分でしかないんじゃないかなって思っています。

●会社員としての自分に、ちょっと違和感を感じている人
●何かやりたいけれど、何をやっていいかわからない人
●もっと自分に素直に、自分らしさを発揮して生きてみたい人
●一歩踏み出す勇気がない人、きっかけを探している人
●いわゆる優等生で、レールの上を生きている人

たぶん、こんな人が一番わたしの言葉が届く気がしています。

一番その気持ちがわかるし、そのステージとの違いをリアルに伝えられるからです。


もう一つはこんなステージの中にいる人。

●めちゃくちゃ働いている会社員の人(自分を変えるきっかけが欲しい)
●就活・転職活動中の人(新しい自分を見出したい)
●おやすみ中の人(次の道へのヒントを見出したい)

これもわたしが経験してきたことで、そのときが一番変化のときだったことを知っているので、いちばん変わるチャンスがある人だなとも思っています。


この先、社会が少しずつ変わっていくなら、「肩書きを忘れて、ただ今の自分を見つめたり、自分のコンパスを確認できるような機会」や「素直な自分のままで、最高の未来を描く時間」とか、「就職とか転職とか関係なく、自分にとって必要なタイミングで、かつ会社のキャリアシートにおさまらない、もっと自由なキャリア相談先」があったらいいのになって思っています。


ちなみにわたしは今、自分で仕事をつくることについて書いていますが、別に会社にいても自己実現はできるって思っています。

むしろ、社会とつながりながら幸せに生きる方が理想なので、会社員でもいいし、複業でも、パートタイムでもいいと思っています。


一つ理想を言うならば、今のような「仕事」の概念が変わって、「楽しさ」とか「自分を生きる」ことに近くなって、できれば「暮らし」とか「人生」に近いものになっていたらいいなとは思っています。

そういうことを通して、生きることがもっと自由になればいいなとは思っています。


ちなみに、軸となるターゲットは決めている方が良いとは思いますが、勝手に広がっていくものは流れに任せていいかなと思っています。

だんだん活動をしているうちに、イベントなどにきてくれるお客さまが、勝手に自分のおすすめしたい人につなげていってくれます。

わたしの場合も、だんだん義務教育の範囲とか、キャリアブレイク中の人とか、めちゃくちゃ社会で頑張っている男性管理職の人とか、全然想定していなかったところに広がっていきました。

それをサービスにするとしたらどんな方法がある?

ここまで来たら、もうたぶんどういうことを提供していけばいいか、少しずつわかりはじめているはずなのです。

次にやるのは、サービスの全体像を描いてみること。1本で収益を取るのが難しいなら、何かと組み合わせて収益を生んでいくとか、toCとtoB両方やるとか、そもそもどうやって仕事を獲得していくのか、とか。


スモールビジネスの場合、よく言われるのは、フロント・ミドル・バックエンド商品を整理すること。

もちろんこれ、大切だとは思うのですが、もっと大切なことは「一番やりたいことを見失わないこと」だと思っています。

いちばん自分がやりたいことを実現するために、商品設計をするべきだと思うのですよね。

世の中には方法論が溢れているからこそ、自分の本当の願いにいつも立ち返ることを忘れないでいてほしいのです。


わたしの場合は、最初にいちばんやりたかったイベントからはじめました。

そのうちに、それだけだと収益が立たないんだなって言うことがわかってきて、じゃあどうやっていろいろ設計していこうかなって思って、なんとなくそこからどんなことができるのか、妄想を膨らませていました。

当時のメモは、こんな感じ(もうちょっと細かく書いていますが笑)。

【フロント】
トークイベント、ワークショップ、キャリア相談
【ミドル】
コミュニティ、ワークショップ(複数回セット)
【バックエンド】
フォルケホイスコーレ、プロジェクトサポート、企業研修

できれば、「単価」と「人数」と「回数」も書いておくといいと思います。

これは、この後進めていく中で、何度でも上書きしていけばいいので、気軽に書き始めるのがおすすめです。

何より、一度「書いてみる」ことをおすすめします。

***

と言うわけで、わたしはだんだんこの辺になると、サービスサイトの構成みたいなのが見えてくるようになっていました。

最初からそれをつくろうと思っていたわけではないけれど、もくもく真っ白なシートと自問自答しまくった結果が、まさかの半年後に「自分のサービスとWebサイトのコンセプト設計につながっていた」というオチでした。

というわけで、次回はそのことについて書いてみようと思います。


ちなみに、ここでは、なるべくわかりやすいように順番で書いているのですが、実際のところ、「自分の存在を見つめていくこと」と「未来を描いていくこと」は、行ったり来たりしながら行っています。

この言葉遊びのようなことをずーっとやりながら、同時に場づくりの経験もやっていました。

「頭」を動かすことだけだと、けっこうな確率で煮詰まってしまいがちなので、ぜひ「心」と「身体」を動かすことも一緒にやれるといいなと思います。


あと、「自分で仕事を創る」ということ自体がすごくエネルギーを使うことなので、「疲れたときは無理矢理やらない」というのも大切な自分との約束にしていました。

あくまで、自分の素直な願いや、純粋なワクワクからはじめること。

そのエネルギーが大きくなったときに、そのことがすごく大事なものになってくるような気がしています。

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