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その4-木漏れ日に泳ぐ魚

二十歳最後の日の1月25日、私は久しぶりに本を買った。

別件で本屋に立ち寄った際に、
「本は無意識に必要なものを手に取る。」という友人の言葉をふと思い出したのだ。

私がこの本を手に取ったのは、
鼻に残っていた先日の飲み会の発泡酒の甘い香りのせいだろうか。はたまた、その時の友人の若過ぎる横顔、ダウンに残る煙草の匂いせいなのか。

この本を読んで、
人は自分と似ているモノに惹かれるのかもしれないと思った。(モノ、物、者、…)

そして、それに酷く自分を重ねてしてしまった。

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