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消化試合と延長戦の不妊治療

頼みの綱のA先生に手術を断られ、
専門病院の先生はとてもとても残念そうで、
なんだかこちらが申し訳なくなるほどだった。

それでも2個の受精卵を無駄にするのはもったいないと、
移植を進めることにする。
リュープリンからやり直し、2回移植し着床せず。

そして、当時の記憶がまったくないので理由は不明だが、
もう一度採卵している。
ここまでダメ出しされているのに、なぜもう一度採卵したのか。
当時のメモはあるが、薬や数値の記録のみで、
誰とどんな話をしてそうなったのかわからない。

メモによると、5,6個の卵が育っていたものの、
卵巣の位置が悪くて左から採卵できず、
結局右から3個採卵、育ったのは1つだった。

移植後は結果が出るまでお酒を自粛していたのだが、
最後の移植が12月で、忘年会の時に飲めなかったのを覚えている。
採卵を決断した時のことは覚えていないのに、
こんなしょうもないことばかり記憶に残っている。

不妊治療ブログを見ていると、これで最後にしようと思った移植で授かりました!という報告を時々見かける。
あきらめつつも、そんな最後のラッキーに希望を託したが、
あっさりさっくり着床せずに終わった。


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