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片頭痛・緊張型頭痛の傾向と対策 私の場合〈後編〉

長年の頭痛との付き合いの中、試してきた方法を紹介します。
あくまでも私の場合、ということでご参考までに。
自分に合った対処法が見つかりますように。

対策1.鍼灸

何ヵ所か通ったことがあるが、先生方はどうも子宮筋腫の方に興味が向くらしく、頭痛メインで見てくれる人はいなかった。頭痛に関して効いたと感じたのは1ヵ所。
効いた1ヵ所は即効性があるというより、通い続けているうちに「そういえば最近頭痛くないな」という感じだった。隔週で通っていた1年間はひどい片頭痛になることはなかったが、定期的に通わなくなってから、片頭痛も復活。ただ、前よりは頻度が減ったと思う。
定期的に通いたいが、1回9,000円くらいするのと、家から遠いことから躊躇している。
今も肩こり・腰痛がひどいときに家の近所の鍼に行っている。そこでお灸を勧められて、肩コリがひどいときは「肩井」に自分でお灸をしているが、ちょっと効いている気がする。
ピンポイントで行く鍼灸が効くのは緊張型頭痛、定期的に通っていた時は片頭痛にも効いていたと思う。

対策2.アプリ

頭痛持ちならみんな知ってる「頭痛~る」というアプリを入れている。
私は低気圧と共に頭痛がやってくることが多いので、これで気圧をチェック、早めに薬を飲んだりしている。
あとは、頭痛になったときにこれを見て「こんなに急激に下がってれば頭痛にもなるわね」とあきらめるという意味のない作業にも役立てている。
マメな人は、頭痛が起きたときアプリに記録をすることで、自分の頭痛のパターンがわかったりするのだと思う。(マメじゃない人)

対策3.耳栓

『魔法の耳栓』といういかにも胡散臭い(失礼)名前の耳栓がある。
天気痛のドクターが監修した耳栓で、気圧による頭痛を緩和してくれるというもの。
百円ショップで売っていそうな見た目で、薄紫色のカラーも微妙なのに、冊子付で1,700円くらいする。
ものすごく疑いながらダメ元で買ってみたのだが、これは意外と悪くなかった。
100%解消されるわけではないけれど、ちょっと頭が痛いくらいの時だと、楽になることが多い気がする。ひどくなったときはこれを付けたところでムダだ(私の場合)。
とても助かっているのが、飛行機と新幹線の中。私は飛行機の離着陸時と新幹線でトンネルが続くときに頭痛が起きやすいのだが、この耳栓をしていると大丈夫だ。
飛行機に乗るときは必需品となっている。
ただ、この耳栓だから効いているのか、耳栓ならなんでもOKなのかは未検証。
ちなみに、この耳栓は「頭痛~る」と連動していて、登録すると「頭痛~る」から「そろそろ耳栓してください」と教えてもらえて便利だ。

対策4.漢方

何度か顆粒の漢方を試したことはあるのだが、あまり効果を感じたことがなかった。
昨年、久しぶりにひどい片頭痛が収まらず、休日診療の病院に駆け込んだのだが、ロキソニン、マクサルトはすでに飲んだけど効かないと訴えたところ、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)を出してくれた。飲んでしばらくしてからかなり楽になったものの、その時はロキソニン、マクサルトもガブガブ飲んでいたので(←よくない)、呉茱萸湯が効いたのか不明だったが、久しぶりに漢方を使ってみる気になった。
調べてみると、呉茱萸湯は吐き気を伴うひどい頭痛の時に使うようで、片頭痛には五苓散(ごれいさん)がよいようだった。
継続して朝晩飲むのが正しいようだが、予算的な事情から毎晩1回五苓散を飲み始めてみた。ちょっと頭が重いときには朝も飲んだり、呉茱萸湯も飲んだりとしながら、2ヵ月、ほぼ頭痛なしで過ごすことができた。
効いているのかたまたまなのかは不明だったので、一度中断してみたところ、2週間後に頭痛になってしまった。気分的な問題なのかもしれないが、また五苓散を再開したので、しばらく自己実験を続けてみようと思う。

対策5.マッサージ・ストレッチ

緊張型頭痛はマッサージをしてもらうと少し楽になるが、一時しのぎでしかないので、自分で動く習慣をつけることが大事だと思う。
毎週のようにマッサージに通っていた時期もあったが、今はほとんど行かずに(行くなら鍼に行く)、月2回のパーソナルレッスンでストレッチをしている。
頭痛への直接の効果は不明だが、体も気持ちもすっきりするのでおすすめ。

対策・番外編 コーラ

これはヒトにはお勧めできないのだが、片頭痛になりかけの時、コーラをゆっくり飲むと少し楽になることがあった。カフェインは頭痛の天敵と言われているが、初期に少し摂取するのはよいらしい。なので、一時期うちの冷蔵庫にはお守り代わりのコーラを常備していた。

まとめ

振り返ってみると、20代半ば~30代はしょっちゅう頭痛に悩まされていたけれど、40代に入って少しマシになってきた気がする。
前ほど仕事が忙しくないからか、単に加齢によるものか。
今でも時々寝込むことはあるけれど、割れそうな頭を抱えながら吐いていたことを考えると、かなりよくなっている気がする。
これからは漢方を続けながら、寝込む回数を減らしていければと思う。



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