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喘息とアトピー⑩終 保湿と美容

顔も体も湿疹だらけだったころ、何を塗ってもしみることや、元来のズボラも加わって、保湿がおろそかになり、さらにカサカサになり悪化するというダメなアトピー患者の見本のようなことになっていた。

それが落ち着いて、それなりの肌を取り戻すと、新たな悩みも出てきた。
例えばムダ毛の処理。
脇や腕など気になるが、抜いても剃っても肌が荒れる。
そこで、皮膚科医の友達に相談したところ、きちんと病院で脱毛した方が肌にもやさしいし、今後が楽、しかも色素沈着も薄くなるよとのことで、レーザー脱毛した。
これはやってよかった!と思っている。楽だし。
今はかなり安い脱毛もいろいろあるようだが、アトピーの人は、高くても皮膚科医のやっている美容皮膚科、しかも先生がアトピーのことなどもきちんと理解して対処してくれる病院をしっかり選んだ方がよいと思う。

化粧品については、20代のころ、かなり試行錯誤したが、アトレージュの洗顔と化粧水が一番合うようで、かなり長期にわたって使い続けている(紹介してくれた友人は、途中から合わなくなってしまったそうだ)。
乳液はアトレージュのものやヒルドイドクリーム・ヒルドイドローションをその時の肌の調子に合わせて使っていたが、最近は、前述の皮膚科医の友人に紹介してもらったメディコルのスキンリピッドというクリームも併用している。ほぼ固形のものを手のひらで温めて柔らかくしてから顔に塗るというもので、とにかく保湿力が素晴らしく、肌にもやさしい。お財布にやさしくないのが玉に瑕だ。ちなみにここの化粧水も試したが独特の香りがちょっと苦手だったのと、私にはアトレージュの方がなじむ気がした。

日焼け止めとメイク関係はランコム。
私は特に日焼け止めで荒れることが多く、いまだに毎年新しいものにトライしては失敗しているが、なぜかランコムだけはいつも大丈夫だ。
これもまったく肌に合わない人もいるので、つくづくアトピーって人それぞれなのだなぁと思う。

今現在、お化粧どころじゃない!という人もいらっしゃると思うが、
顔から浸出液が出ていて、お化粧どころか保湿もできなかった私でも、
自分にあった治療を続ければ、ここまでたどり着けたので、
どうぞ思いつめないで、気長に治療を続けてほしいと思う。

私は今も腕や足に湿疹の痕はあるし、肌も荒れやすい。
でも、半袖も着られるしお化粧もできるようになった。
このままゆるゆると共存していければ、と思っている。

これで、ひとまず喘息とアトピーの話は最後です。
病気シリーズもこれで完結。
語るべき病気がこれ以上増えませんように。

お読みいただき、ありがとうございました。

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