ダンテ『神曲』読書途中の覚書 #3
今日は慌ただしい一日の予定なので、さらっと。
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・「地獄篇」の第二十歌まで、読み進める
・「占い」を否定する内容
・科学と錬金術・魔術、預言と占い……ダンテ(あるいはダンテと同時代の知性)にとって「似て非なるもの」を峻別しているのだろう。このあたりの感覚は、現代日本人にとっては頭でわかっても感覚的には掴みにくい話かもしれない
・イタリア北部の自然の美しさの歌われ方が見事
・マントヴァの都市建設の謂れのくだりを読みながら、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』におけるマコンドをなぜか思い出した。
・思っている以上に、西洋人にとってのダンテの『神曲』は、重要なものなのかもしれない。
・西洋人は「川」のレトリックが好きなのか?ウンガレッティの詩しかり、ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』しかり。
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