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【合格】Endlich, bekomme ich einen Platz!

2020年2月末日、1通のメールが届きました。


それは「あなたの大学院への入学を許可します」との内容でした。


やっと、やっと、、、やーーーーっと!!長くて、(ちょっぴり辛かった)受験にピリオドを打つことが出来て、一気に全身の力が抜け、心が喜びで溢れたのを覚えています。

前の記事でも何度か折に触れ、受験について書いた事がありましたが、今回はその総集編。これまでに私が経験してきたこと、その時に感じた気持ち、これから海外の大学や教育機関に進学することを考えている方たちへ向けて、酸いも甘いも共有できたらいいなと思い、この記事を書いています。


まず1番最初に、私がドイツの大学院を受験したのは2018年の6月。その時は3校を受験しました。結果は3校とも不合格。おいおい泣いたのを覚えています。でも今思うとほとんどツテもなく、勢いだけで受験しにいったようなものだったので、この結果は当然っちゃ当然だったな、と思います。

この時はまだドイツに住んでいなかったので、受験のためだけに約1カ月のドイツ滞在をし、日本に帰りました。しばらくは悔しい思いを抱えていました。しかし、その当時は分からなかったのですが、この受験の回は上手くいくための要素が圧倒的に少なかったと、振り返り、反省しました。本当になにも分かって無かった。


次に受験をしたのは、2019年の5月~6月にかけて。この時私はすでにベルリンに移住しており、受験の3カ月前くらいからVorspielと呼ばれる、自分が興味のある学校の先生にレッスンを受けに行っていました。この時は、語学学校に通いながらレッスンを受ける、という生活サイクルでした。幸いにも、当時お世話になっていた先生が、練習環境を提供して下さり、大学へ通い、練習をさせて頂く事ができていました。本当に助かっていました。


しかし、今回で決める!という思いは再び打ち砕かれることになります。


本当に行きたかったベルリンにある大学は落ちました。受験が終わった後、先生から講評を頂くのですが、「ここはベルリンだからね。」という言葉が強く心に残っています。それは何を意味するかというと、世界でも最高峰に君臨するオーケストラや、たくさんの文化が入り混じり、日々進化を遂げていくベルリンの芸術、独自で自由な創造性を持つ優秀なアーティストはその辺にゴロゴロいるんです。単純に「いい」と思ってもらえなかった。

ベルリンの大学の受験を終えて、直感でわかっていたんです。「あ、今回もダメかもしれない」と。1人で近くにある公園のベンチで泣きました。涙が止まらなかった。どうしたらいいかな、これからどうしようかな。そんな思いがぐるぐると頭をよぎりました。でもそのときに思いました。あと1度だけチャレンジしてみよう。泣いても笑っても次が最後。心の中でそう決めました。


そのときの受験が終わってからは自身の精神状態が良くなく、3カ月ほど楽器に、音楽に触れることが難しくなり、いったん音楽から離れて、何か新しいことを始めてみようと思い、バイトを始めたりもしました。語学学校には絶対にいくぞと決めていたので継続して行っていました。

そして気が付けばもう次のゼメスターの出願が始まっていました。ここまでくるともう出願には慣れっこです。ある程度の要領は心得ているので、それらをスムーズに進めていきました。そしてその時期の生活サイクルは、午前中は練習に行き、午後は3時間の語学学校のコースに通い、夜はバイト、という流れになっていました。


最後にする、と決めた受験では、ベルリンの大学をはじめ、ドイツの大学院で音楽を学ぶという可能性を広げるために、たくさんの学校に申し込みました。受け続けている学校、1校1校をカウントすると、総数15校くらいでしょうか。受験シーズンに突入したら、1週間に1校ないし2校の受験のペースで、様々な都市に受けに行きました。


たくさんのチャンス、受けれども受けれども結果は不合格。自分でも笑えてきます。なんだろう、感覚がマヒしてくるというか。そしてどうしよう、どうしようという恐怖。自分が音楽を、芸術を勉強したいという強い思いをもって臨んでいるというのに、思いとは裏腹に怖くて震えるんです。


残るは最後の1校。ライプツィヒのみ。受験会場へ入ると生徒数名と先生方の姿が。”フレンドリーな雰囲気の学校だから、緊張しないでリラックスしてね!”という知り合いからのアドバイスを思い出しました。そして、もうここまでやってきたんだから、もうどうにでもなれ、という思いがあったのも事実。静かに着席し、実技試験へ。

全ての受験を終え、心が一気に開放され、晴れやかさが戻ってきます。受験当日は、集中を高めるために食事を試験が終わるまで取らない、ということもしていたので、終わった後に食べたカルボナーラがとてもおいしかったことを覚えています。


そして、メールで合格通知が送られてきました。まずはホッとしましたが、やっとスタートに立つことが出来た、ここから本当の勝負が始まっていくのだなとおもうと、気を引き締めつつ貪欲に学んでいこう、と決意を新たに確認することができました。




正直、すごく辛くて、25年間の人生の中でもとてもハードで、1人の人間として強くいたくて、何回も悔しい思いをして、たくさんの涙を流しました。しかし、その経験から得たものは、振りかえるとすべて私にとって意味があり、なくてはならないことだったのだなと思います。


私が信じていることの1つに、”思いは叶う”ということがあります。願うんじゃないんです、思って行動するんです。何か学び続けたい、何か追い求めたい事を思い続け、想像力を持ち、行動することの意味を実感することが出来ました。思っていたよりもずっと時間はかかってしまっちゃったけれど、諦めないでよかった。


これからの未来も、もっとずっとワクワクすることにチャレンジを続けていけることが楽しみです!


そして、いつも、どんなときも支えてくれる家族、私のそばで寄り添ってくれる友人たちに、たくさんの愛と感謝を込めて。

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ダンケ✌
Hallo Leute! 2019年1月~ベルリンへ移住。 2020年9月~ライプツィヒで大学院生となる。 2021年1月〜チェコのオーケストラでアカデミーの一員となる。 ドイツでの生活のことを中心に、日々を書き留めていきます。