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あの人が好きすぎてしょうがない、、そんなときは The Birthday のシルベリア19を聴いてほしい

【あの人が好きすぎてしょうがない、、そんなときは The Birthday のシルベリア19を聴いてほしい】

私は昔から、せつない曲が好きなんですが、また最近、世間ではそんな曲がふえてきたのか?

そんなふうに感じていました。

失恋の心情を描き続けてブレイクした back number の影響もあるのでしょうか。

back number は私の大好きなバンド。

とはいえ、back number 以外のせつない曲を歌う人たちの曲はあまり聴いてなかったなぁ、と気づきました。

そこで、、

「私も最近の流行りについていかなければ!」

と思い、(back number以外の) 最近流行っているメソメソした曲と評判の曲を聴いてみました。

が、、、

すみません。

まったく心に響かない。

メソメソというわりに、ポップで爽やかなサウンド。
MV (ミュージックビデオ) もキラキラしている!

これは?!

羊の皮をかぶったオオカミという言葉もありますが、これはメソメソの皮をかぶった幸せソングではないか! と感じました。

身も心もメソメソしている私としては、まったく共感ができない!

というわけで、

本当にメソメソした曲とは、こうゆう曲ではないのか。

と、私が推している The Birthday の「シルベリア 19」をここで紹介いたします。

まずは、何はともあれ先入観を捨てて、曲の最初から最後まで、静かな環境で聴いてみてほしい。

〈 The Birthday,  Shilberia 19 〉


いかがでしたか?

圧倒的な情動、それでいて繊細な想い。

これこそ、本物のメソメソした曲。

最近流行っている薄っぺらいメソメソソングをすべて凌駕するほどの哀しみが込められている。

それでは、、

この曲の出だしの歌詞を見てみましょう。

次の通りです。

青空 静かな雪が舞う
透明 記憶がよみがえる
ブラウン カシミア羽織ってる
君の 後ろ歩いてた

シルベリア シルベリア シルベリア
シルベリア シルベリア シルベリア

冬の景色が浮かぶような詩的な曲。

シンプルでありながら、

そこに繊細な心情が込められている。

そして、

サビの「シルベリア、シルベリア、シルベリア ……」と叫ぶところは圧巻だ。

どうしようもないくらい、せつない想いですよね。

胸が痛い、、

泣けてくる。

The Birthday は、チバユウスケさんを中心に結成されたバンド。

ミッシェル・ガン・エレファントで一世を風靡したチバユウスケさんが、

ミッシェル解散後に、いくつかのバンドを経て 2006年に結成されたのが The Birthday。

ミッシェル・ガン・エレファントの熱い音楽性が、The Birthday に受け継がれています。

そんな The Birthday が 2008年にリリースした3枚目のアルバム『NIGHT ON FOOL』(ナイト・オン・フール)に収録されている曲が「シルベリア 19」。

シングルではなくアルバムの曲なのですが、とても印象的な曲。

曲の長さは、7分26秒で、アルバムの中で最も長い曲です。


思うのですが、、、

曲をヒットさせようと思ったら、5分前後の尺にしてポップな感じにしないといけないですよね。

ヒットソングを作りたい! という思いは、アーティストの方々なら少なからずお持ちではないでしょうか。

しかし、、、

この「シルベリア 19」は、そんなこととは無縁の曲だといえます。

ポップな曲作りとか、
心地いいメロディーとか、
5分前後の尺とか、

そんなことはどうでもいい! という潔さがある。

内面に秘めた、あふれる想いをぎゅっとこの曲に詰め込んだような作品。

いうならば、

チバユウスケさんの心の叫び

がこの曲には込められているのでは、ないでしょうか。

あのね、、

冒頭で、羊の皮をかぶったオオカミという言葉を使いましたが、The Birthday の音楽は逆で、

オオカミの皮をかぶった羊

だと思うのです。

見た目は、激しいギターサウンドに彩られた骨太ロックバンド。

圧倒的なパワーやエネルギーにあふれています。

そんなアクティブな中、、

「シルベリア 19」のような、

ガラスのような繊細さが込められた曲が現れる。

繊細で、哀しくて、美しい

そんなデリケートな楽曲が、ふいに現れるのです。

これこそ、チバユウスケさんの内面の繊細さだと思うのてす。

The Birthday やミッシェル・ガン・エレファントに対して、パワーポップというイメージしか持ってない人たちには、強く言いたい。

激しさの奥深くに隠れた、デリケートで繊細な想いを見てほしいと。

「シルベリア 19」はそんなチバユウスケさんの繊細さを垣間見ることができる作品なのです。

そういえば、、

一体、「シルベリア」と何回叫んでいるのだろう?

素朴な疑問を抱いた私は、曲を聴きながら、数えてみました。

すると、、

28回叫んでいました!

1曲の中で 28回も「シルベリア」と叫んでいるのです!

一体どれだけシルベリアのことが好きなんだ!😭

まさに、魂の叫び。

もし、、

あなたがせつない想いを抱いているなら、、

あの人が好きすぎてしょうがない、、

あなたがそんな想いのときは、、

ぜひ The Birthday の「シルベリア 19」を聴いてほしい。

深く共感し、あなたの涙を浄化してくれます。

そんな心のこもった作品。

それでは、

最後にもう一度お聴きください!

〈 The Birthday,  Shilberia 19 〉


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■ 執筆者 : 松岡 学 ( 数学者 )


■ 音楽のかからない音楽番組

ラジオ風 you tube番組の『音楽のかからない音楽番組』。

番組ではジャンルを問わず、お互いの琴線に触れた音楽をお届けしています。

このときは、

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「世界の終わり」
JUJU 「Remember~The Good Times~」

について語っています。

ぜひお聴きください!


■ 電子書籍とペーパーバックが出版されました!

2023年の秋、

ROSSO のアルバムを聴きながら、原稿を書いていた本となります。

(アドラー心理学とスピリチュアルの本ですので、本の内容は ROSSO と関係ありませんが、この時期なぜかチバユウスケさんの曲が聴きたくなりました)

アドラー心理学とスピリチュアルを実践して、幸せを見つけたい方は、ぜひお読みください。

アドラー心理学とスピリチュアルの境界で見つける本当の幸せ
数学者が伝えるこの世界の法則

(ココCLAFT出版)



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2022年の春、桜からハナミズキに移り変わる季節に、電子書籍が出版されました!

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