ジャニーズ作品を語る 「NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜」

 みなさんこんにちは😃
 ドラゴンです🐲
 今回は、NEWSのライブ作品「NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜」本編について語ります!
 先日のつぶやきでも触れましたが、亀梨くんのライブ感想の記事と同時進行でこれを書いています。先にできた方を先に上げるので、亀梨くんの記事が後になるかもしれません。ご理解ください。
 それでは、張り切って参りましょう!

記事を書きたい理由

 上げる順番を変えてでも、同時進行でこの記事を書きたいのには理由があります。それは「このライブが、今まで見たジャニーズ作品で一番感動的だった」からです。一番演出が好きなライブ、一番純粋に楽しかったライブは、正直別にあります。しかし、感動的という視点で言うならば確実にこれが一番です。その理由を、これから書いていきます。

4人での初ライブ

 この作品は「NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜」の秩父宮ラグビー場での公演を映像化したものです。ちなみに映像化されている公演が、ツアー初日のものです。

 ここで少しだけ、ライブの映像化について説明させてください。通常ライブを映像化する際は、最終公演かツアーの最終地点の公演を本編に選ぶのが定石なんです。いくら毎公演ベストを尽くしているとはいっても、お客さんが入っているのといないのとでは明確に差があります。お客さんの反応を見て演出を変更したり、時には曲尺を変更したりカットしたりするようです。そういう意味では、最終公演が最もブラッシュアップされたものになります。
 それでも今回、チームNEWSは初日の公演を映像化するという選択をしてくれました。本当の意味で「4人で行った初めてのライブ」が映像に残っているのです。私もこの作品に関しては、「初日が映像化された」ということに大きな意味があると感じました。

オープニング

 オープニングで歌われるのは再始動後初のシングル「チャンカパーナ」と、デビュー曲「NEWSニッポン」。この2曲から始まるという時点で、グッとくるものがあります。待っていた時間は長かったかもしれないけれど、「NEWSは今までとこれからを全部抱えて進んでいく」という決意が見えました。ファンとしては、それだけで十分だと言っていいと思います。

ベストアルバム的構成

 オープニング以降も、お馴染みの曲がたくさん続きます。この当時、NEWSはベストアルバムをリリースした直後でした。しかしそのベストを引っ提げたツアーを6人で行うことはできなかった。それでも今回のツアーでは、そのベストアルバムを意識してくれたんだろうなぁと思える楽曲が並んでいます。
 シングル曲では、「太陽のナミダ」以外の全楽曲をやっています(1曲だけセットリストから外したのは、次回のライブを期待させるためだったと私は読んでいます)。
 アルバム曲やカップリング曲にしてもそうで、「NEWS BEST」通常盤に収録されている「ファン投票ベスト」を軸に選ばれています。これも「生まれ変わったNEWS」を表現しているのではないでしょうか。

メンバー個人の演出

 今回はソロ曲のほかに、各メンバーが1曲ずつグループでのパフォーマンスを演出しています。

 増田くん演出「LET'S GO TO THE PLANETS」では、メンバーがスペースシャトルに乗って宇宙旅行を楽しむ、というコンセプトです。
 しかし、スペースシャトルと言ってそんなに大がかりなものではありません。可愛い感じのやつです。
 増田くんは私にとって「優しい歌のお兄さん」的な存在なんです。ポップな曲に乗せて、凝ったというよりかはポップな演出をする。ファンの求めているものと、自分が描いていたイメージが見事に合致しているなぁと感心しました(少々上から目線でごめんなさい)。

 続くのは加藤くん演出の「愛はシンプルなカレーライス」。MCで話していたんですがこの曲は「カレーを小山くんに奢らせる」というアイディアだけが最初にあったそうです。
 4人体制になってからリーダーに就任した小山くん(結成当初のリーダーは山下くんです)。「リーダーだしグループ最年長なんだから奢れよ!」というイジリは、長年相棒として一緒にやってきた加藤くんだからこそできるものです。テゴマスの2人もそれに乗っかりはするけれど、やっぱり歴や年齢の差があるから率先してはイジれない。でも加藤くんが先陣を切ってそれをやれば小山くんだって嫌な顔はしません。むしろ嬉しそうです。
 NEWSというグループの、絆の強さをエンタメに昇華した素晴らしい演出でした。

 次は小山くん演出「あなたがとなりにいるだけで」。この曲ではあえて「演出なき演出」をしたのだと思います。順番に歌っていくだけ。派手な照明も、特殊効果もありません。メンバーが移動するくらい。
 NEWSはかねてより「歌」を表現するグループだと発信してきました。自分たちで、です。小山くんの演出はそれを形として表現していて、また先ほどまでのわちゃわちゃした雰囲気を一変させる役割も担っています。この位置にバラード曲が入ることで、次の曲共々すごくよく見えます。

 メンバー演出の最後は手越くんの「紅い花」。曲のタイトルになぞらえて、曲中に赤い薔薇をリレーしていく演出です。歌い踊りながら自然な動作で、花を渡す瞬間でさえもパフォーマンスに出来てしまうNEWSに惚れ直しました。
 タイトルや歌詞にある「紅い花」が薔薇のことかどうかは正確には分かりません。しかし、セクシーな曲の雰囲気にも合っていて、なおかつ万人がイメージしやすい花は薔薇しかないでしょう。手越くんのセンスに脱帽です。

 ちなみにこの4曲、演出だけでなく選曲も4人によるものだと思います。ファン投票上位に入っている曲ではなかったので。メンバー個々人が、NEWSとして届けたいパフォーマンスを吟味した結果、少しマニアックな選曲になったのでしょう。彼らの「マニアックを恐れない」というスタンスはこれ以降も続いていきます。そしてこの姿勢が、私がNEWSをずっと好きでいる理由の一つでもあります。

攻めた構成

 MCでも触れられていますが、今回のライブでは前半戦に誰もソロ曲をやりません。4人のソロパフォーマンスはすべて後半です。
 MCを境に、全体の雰囲気も変化します。まだ夕方で太陽も昇っていた前半では、ヒットシングルを中心にファンと一緒に盛り上がるセットリスト。後半は日も暮れ、闇の中のステージでセクシーだったり攻撃的だったりする曲も増えてきます。
 ここからは、ソロ曲について解説します。

手越祐也くん「Addict」

 手越くんソロ「Addict」は、セクシーなダンスナンバーです。MC明けに流れる少々過激な映像が、より曲の世界観を際立たせています。
 私の印象ですが、手越くんがソロ曲でダンスをするイメージはありませんでした。彼ほど「歌う」という表現についてこだわりがある人は、ジャニーズでも数えるほどだろうと。
 でもそれは同時に、手越くんはダンススキルがあまりないのでは? という憶測を招きかねません。実際私もそう思っていましたし。
 今回の曲でそういうイメージを払拭したんじゃないかと私は思います。考えてみると、手越くんはNEWSの中では一番後輩。すでにJr.のリーダー格になっていた山下くんや錦戸くんと肩を並べる必要がありました。「アイドルである」ということを誰よりも自覚し誇りに思っている手越くんが、アイドルに必要不可欠なダンスという分野で努力を怠るわけがないんです。彼はNEWSを脱退してしまいましたが、私は彼のそういう姿勢が好きになったんです。追いかけ続けるかどうかは別問題ですが、私はこれから先も手越くんのファンでいます。

加藤シゲアキくん「ヴァンパイアはかく語りき」

 加藤くんのソロ曲は、世界観構築が見どころのひとつです。今回のテーマは「ヴァンパイア」。自身がヴァンパイアに扮し、フライングも駆使して縦横無尽にステージを飛び回ります。
 また、タイトルに「語りき」とあるように、この曲では語りも披露しています。この「語り」というのはラップとは似て非なるもので、歌と喋りの中間に位置するものです。加藤くんはこの手法を多用します。
 私は加藤くん推しなので、何とか真似をしてカッコよく語りを決めたいと思うんですが、どうやってもあの味は出せません。声質、発声法、そして自信。すべての要素が合わさっているからこそ、あの独特なクールさが出るのです。

増田貴久くん「PeekaBoo...」

 タイトルは可愛いですが、曲調や歌詞、衣装は結構攻めたもの。キレキレのダンスを披露し、いつもの増田くんとは少しイメージの違う攻撃的なパフォーマンスに仕上がっています。
 歌声の甘さや優しさについて触れられることが多い増田くん。この頃はまだドスの効いたラッパー的側面は見えません。しかし、甘い声質のままで攻撃的な楽曲を歌うからこそ、増田くんのオリジナリティになるんだなと思いました。NEWSのメンバーにはそれぞれ違う得意分野があって、増田くんは甘さ(歌声の話です)の部分を一手に引き受けている、というわけです。声質が楽曲のジャンルと多少相性が悪くても、増田くんの歌唱力があるから問題にはならないのです。

小山慶一郎くん「Starry」

 ソロパフォーマンスの中でも一番シンプルだったのが小山くん。普段は手越くんと双璧を成すレベルのセクシーな楽曲が多いですが、今回はスタンドマイク1本でのパフォーマンスでした。
 NEWSが再始動した直後、テレビのインタビューだったと思いますが、小山くんが「自分も歌の実力をもっとつけなければ」と言っていました。6人から4人になって、グループとして動けない時期があったのはメンバーにしてもファンにしても辛いですが、いい方向に考えれば「修行」のようなことがしっかりできた期間だったのかもしれません。その証拠に彼の歌唱力は、6人体制時と比べてかなり向上しています。

後半 増田くんの号泣

 ちょっと曲順が前後しますが、ここからはライブ後半のグループでのパフォーマンスについて書いていきます。
 まず最初に号泣したのは増田くん。曲は「Share」でした。この曲は6人だったNEWSが全員で作詞した曲です。山下くんや錦戸くんが作詞した部分もしっかり歌われています。
 これはどこかの雑誌で読んだ(記憶が曖昧ですみません)話なのですが、実はこの曲を封印する話もあったようです。でもファンの方がせっかく聴きたいと言ってくれているなら、歌い続けようと。増田くんがこの曲で涙を流したのは、ファンとNEWSの思いがひとつになったことの証明でもある、ということです。

ラストのMC

 ラストのMCでは、4人が順番に再始動への思いを語ります。私が特に印象的だったのは「抜けていった2人のことを、ライバルとは思っても敵とは思っていない」という言葉です。手越くんと小山くんが宣言してくれました。他の2人もきっと同じ気持ちでしょう。私はもともと山下くんや錦戸くんのファンでした。なのでNEWSメンバーの口からそういう言葉が聞けたことが、とにかく嬉しかった!

 ここで少しだけ、私がNEWSの脱退劇(山下くんと錦戸くんのとき)を知った時の感情を書かせてください。
 第一印象は、「やむを得ないな」でした。山下くんの場合はアジアツアーをソロで成功させ、「ソロとしての山下智久」について本人だけでなくスタッフやファンの皆さんも可能性を感じていたでしょう。そしてソロ活動を拡充するなら、ソロもグループも常に100%の力でやり切るのは現実的に厳しい。そう考えると彼の脱退はやむを得ないものだったんじゃないかなと思うんです。
 錦戸くんのケースにしてもそうで、ドームで定期的にライブを行うようなグループを常に2つ掛け持ちするというのは、やはり現実的に無理があったでしょう。ではどちらを選ぶかという問題になりますが、それはもう個人の選択です。誰にも責める権利はない。ただひとつだけ、関ジャニ∞も応援している私から言えるのは、どちらを選んでも錦戸くんは同じくらい苦しんだでしょう。重ね重ねになりますが、彼が苦しみに苦しみ抜いて出した結論に、周りがとやかく言うべきではない。強いて言うなら、もう少し早い段階で事務所サイドから「どちらかに専念する」という選択肢を提示するべきだった。
 そういう意味で、2人の脱退はやむを得ない選択だったと私は思っています。

 そして、今私が長々と書き連ねたようなことを、NEWSとして活動すると決めた4人も考えていたのではないでしょうか。だからこそ「敵とは思っていない」という言葉が出たのだと私は信じたい。
 増田くんが「2人のパートを引き継ぐにあたってプレッシャーがあった」と言っていたのも、彼らを今でも同志だと思っている証拠です。2人がNEWSというグループの重要なピースだったからこそ、プレッシャーがあるんです。きっと4人は再始動を決めた瞬間に、抜けた2人の思いを背負うということも決断したのだと思います。

フルスイング

 本編最後の楽曲となったのが「フルスイング」。シングル表題曲はポップな「チャンカパーナ」にしつつ、カップリングでは自分たちの今の気持ちを純度100%で詰め込んだ曲を持ってきました。この曲でファンもメンバーも感極まり、大号泣しています。
 特に印象的だったのは手越くんの涙。彼は「カメラやファンの前で泣かない」ということを自分に課しています。「アイドルは常に笑顔でいるもの」という信念があるからです。その手越くんが泣いた。このことが、NEWSとファンの感動をより一層強いものにしたんです。私も手越くんが泣いたシーンで、ついに抑えきれなくなってテレビの前で泣いてしまいました。泣いたらライブに集中できなくなると思って、我慢していたのに。

 でもそこからのアンコールは、選曲も相まってとても気持ちよく盛り上がることができました。私自身テレビやライブ映像を見ていて号泣した経験は多くありません。しかし今回の涙は、今までで一番気持ちいいものでした。悲しみではなく、喜びと安堵感がもたらしてくれた涙だったからです。

まとめ

 NEWSの歴史を語る上で必ず見るべきライブだと思ったから、できるだけフラットな気持ちで見て感想を書こうと思ったんです。でも、無理でした。しっかり号泣して、記事を書くから冷静に見よう、と思っていたことを忘れて全力で楽しみました。今も文章を書きながら改めて興奮しています。それほどいいライブでした。
 まだ特典映像は見ていませんが、本編だけでも断言できます。このライブは、NEWSが好きなら絶対に一度は見ておくべきものです! NEWS以外にもたくさんのグループのライブ映像を見てきた私ですが、全グループを合わせても、このライブは間違いなく5本の指に入ります
 初めてAmazonでBlu-rayを購入しましたが、Amazonに大感謝です!(もちろん日頃サポートしてくれるフォロワーさんにも)
 結構古い作品なので、店舗にはもうないかもしれません。でもネット通販サイトには新品であります。よければチェックしてみてください!

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