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J.S.バッハ エピソード

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#チェンバロ

バッハ エピソード5 チェンバロ協奏曲

バッハ エピソード5 チェンバロ協奏曲

バッハは、1729年から1741年にかけてライプツィヒでコレギウム・ムジクムの指揮者・作曲者として活躍していました。
バッハのチェンバロ協奏曲は、その演奏会のために作曲されたものと考えられています。
バッハが作曲したチェンバロ協奏曲は、1台用から4台用まであり、計14曲があります。

それは当時、長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ、次男のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハを始めとする息子

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バッハ エピソード28 339回目の誕生日を祝う

バッハ エピソード28 339回目の誕生日を祝う

3月21日はJ. S. バッハのお誕生日(旧暦)です。
グレゴリオ暦だと3月31日になります。
今日は339回目のお誕生日です。
お祝いしましょう!
ハッピーバースデー!

今日はこれを聴いてみましょう。

4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065
この曲は、ヴィヴァルディ作曲の協奏曲集作品3『調和の霊感』第10曲の4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調RV580のリメイクです。

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バッハ エピソード31 アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集

バッハ エピソード31 アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集

バッハは1721年に再婚した16歳年下のアンナ・マグダレーナ・バッハのために、翌年1722年から、一冊の音楽帳《アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集》を書き始めます。のちに《フランス組曲》となる5つの組曲(第6番を除く)がバッハ自身の手で記入されているため、とても貴重なものとなっています。

そして、1725年から第2巻がスタートします。第2巻は特に有名です。『アリアと歌曲』BW

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バッハ エピソード32 父親の顔

バッハ エピソード32 父親の顔

以前、バッハの教育システムについて書かせていただきました。

教育についてはとても熱心で、弟子たちのために惜しげもなく自らの技術を注ぎ込んでいました。バッハにとって『人を育てる』ということは、自らが苦労した経験からも、とても大切なこととして捉えていたのではないかと思います。

さて、息子たちへの教育はどうだったのでしょう?

1. 《フリーデマンのためのクラヴィーア小曲集》1720年、バッハは一冊

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