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音楽の素について考えた。ドキュメンタリー映画「ラスト・リペア・ショップ」
「ラスト・リペア・ショップ」
(原題:The Last Repair Shop)というドキュメンタリー映画を
見ました。
私がアンテナを貼って見つけたわけではなく、娘にすすめられて。
映画の詳細はこう。
「ロサンゼルス市は楽器を無料で修理して公立学校の生徒たちに提供する
アメリカで最後の市の1つで、そのサービスは1959年から続いている。
アカデミー賞にノミネートされたベン・プラウドフットとクリス・バワーズ、2人の監督が贈る「ラスト・リペア・ショップ」は、
ダウンタウンにある、とある倉庫の隅々まで撮影。
そこでは学生たちのために、8万を超える楽器の修理に情熱を傾ける、
数名の職人たちが働いている。」
感想を先に言うと
ものすごくよかった。
楽器に出会うことができて
一生懸命練習を重ねている学生たちの語る言葉は
喜びに満ちあふれていて、ほほえましくもあり
しかしながら、楽器を演奏できることが
当たり前のことではないのだとも伝えてくれます。
そして数名の職人たち。
情熱的に、愛情深く楽器を修理する職人たちの言葉は
ひとつひとつがとても「重い」。
熟達した職人が、どんな状態になっても
楽器を蘇らせる・・・なんていう話ではなく
まあ、それも含まれてはいますが
楽器修理職人が自ら語って
彼らの人となり、おもてと裏の両側を
ていねいに見せてくれます。
このおもて裏双方からの言葉と
喜びを持って演奏する学生の言葉が
音楽の「素」であると考え入りました。
ネタバレになるといけないからこの辺りまで。
ホント、とてもよかった。
また、2024年度・米アカデミー賞の優秀短編ドキュメンタリーに
ノミネートされたようです。
Disney+で配信中の他、YouTubeやVimeoでも。
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