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母です。子がドイツの音大に留学中 その0 留学にGOサインを出すまで 親は…

大芋・母です。
留学に出た本人やお子さんを送り出したご家庭には何かしらの葛藤はあったのでしょうか。

なんとなく…ですが、ご家庭が元々留学込みで考えていて親子の意見が一致している場合、親は海外に出してもいいと思っているのに本人に興味がない場合、色々だと感じています。
そして、え、留学?? と具体的には考えていなかったご家庭もあるのではと。

親の葛藤

我家は海外とは縁のないサラリーマン家庭です。親戚を見渡しても演奏家はいません。オーケストラを目指すのであればある意味サラリーマンなのでわかりやすいのですが、子芋はそうではないと言います。

留学そのものがもの凄く珍しかった時代ならばまだしも(そういう時代だったらきっと出せませんが)、今は海外で勉強してきた方も多くそれだけで何とかなる時代ではないでしょう。

父(夫)は、大学卒業後どうしてももっと勉強したいのならばそれなりにネームバリューのある今の大学の大学院を受ければいいのではないかと。そうでないのならば普通に職を探して楽器は趣味でいいのではないかという考え。
このまま子芋がやりたい方向で勉強を続けてどういう道筋で喰っていけるようになるのか、まして海外にまで出たらどうなるのかがさっぱり想像できず、子芋にそこまでの力があるのかもわからずでとにかく不安や心配が先に立っていました。

母は子芋の意志を尊重して応援したい気持ちもあり、でも日本に留まればそこそこ演奏の仕事もあるかも(親バカ)と思ったり、さらに親がうんと言わなくても子芋は行くだろうと容易に想像もできて右往左往。

そういう空気の中で、子芋は日本の大学の卒業試験を受けました。

最終的に

気持ちよく入試や留学に送り出したのですが、子芋の、おそらく日本ではそこまでの環境がないので海外で勉強したいという熱意に加え、学業の成績が良かったことは安心材料になりました。
本人の「好き」な気持ちだけでやっていくのは困難だろうと思っていた父も、客観的にこのくらいの評価をされているのならば海外へ出て音楽にかけてみてもいいのかもと。ドイツ語を頑張って勉強して必要な検定を取ったこともあります。ドイツ語をロクにやっていなければ本気度がわからず口先だけと判断したかもしれません。

…そして親も覚悟を決めました。

🌼今思うと、子どもを遠くの大学に出すご家庭はいくらでもあるのにね。
それが国外になっただけで我家では大騒ぎでした。
それにしても成績が良かったこと、知らなかったよ…。本人も報告しないし。気にしなかった親もいけないけれど。

🌿留学をお考えの方は、スムーズに事を運ぶためにも日々の頑張りや考えをご両親にも伝わるようにしてくださいね。

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