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official 髭男dism - Pretender 歌詞考察 〜君は綺麗だ〜に込められた本当の意味

Official髭男dism - Pretender

Official髭男dism - Pretender - 歌詞

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フラれたんだなぁ。あまりに秀逸なメロディに耳を取られてしまうと…最後なんかピアノソロだし、美しいラブソングかと思ってしまう。


冒頭に”君とのラブストーリー”で歌い出してAメロで結局ただの観客だと結論を出してしまってる。ここがサビでもいいのに…というか。サビは違うわけで。


始まった恋は空回りの連続でいつの間にか一人でピエロを演じてしまっていて…そしてすぐにフラれてしまう…感情のない「ごめんなさい」よほど冷え切ってしまっていたね。

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“君とのロマンスは人生柄続きはしないことを知った”主人公の人生柄ってなんだろう。相当自信の持てない人生を送ってきたのか?コンプレックスの塊?そしてもっと違う自分であったらもっと二人の関係性が違うものだったら結果は違うものになってたのかな?とはフラれた男なら誰もが思う感情だ。もう胸を引っ掻き回しても止まることのない動悸というか本当に胸が痛くてしょうがなくて眠ることが出来ない。だから恋愛というのは尊い。ここまで大の男を無力にするから。


そして“グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない”と開き直ってしまう主人公がとても滑稽でサイコー。だけどみんなフラれた男を励ますならそう言うだろ?「お前の運命のヒトじゃなかったんだね」って。そうやって自分に言い聞かせてみてもさ、やっぱ胸が痛くて”でも離れ難いのさ”と全く振り切ることの出来ない情けない男になってしまう。


そしてこの主人公はこの恋を数ヶ月下手すると一年近く忘れることが出来ない。本当に恋というのは煩うわけだ。恋煩いだ。じゃ皆どうやってその痛みを…ってそれは人はすごい能力が一つある。忘れることができるのだ。なんとすごい能力であることか。忘れることができるからまた無邪気に無理めな恋をする。無理めって言葉を歌ったのは“新しい私 ... ほんじつ私は ふられましたわかっていました 無理めだと”と歌った熊木杏里を私は思い出す。


ということで普遍的な失恋ソングを彼ららしい世界観で歌ってる。

でも一番いいのは最後だ

”君は綺麗だ”最後にこう歌うのは最高だ。引きずる想いと開き直る想いと振り切ったような想いと最後にもっともっと大人になっていくと必ず男はこの感覚になる。絶対なる。自分の歴史の一部を否定するような馬鹿はいない。ちゃんと美化していけるw


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