見出し画像

もしも私がリッチマンだったらしたい10のこと

先日リリースされた新しいmac miniを注文した。現在自宅で使用している使っているのもmac miniで、購入したのは2014年のことだ。さすがに10年も使えばバチも当たるまいと考え、買い替えを決意した次第。4つあるモデルのうち、どれにすべきか迷ったものの、結局一番スペックの高いものにした。迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ。良い年の大人だからこういう俗言のひとつやふたつも言えるようになった。仕事道具を新しくすると思えば、奮発すべきタイミングはここ以外にないだろう。

新しいmac miniは、自分にとっては近年稀に見る高い買い物になった。とはいえ、地元の同級生たちが家や車を当たり前のように買ったり、子どもを塾や習い事に通わせたりしているのに比べたら、ほんのささやかな買い物だといえるだろう。

トリプルファイヤーがらみの制作を再開した。いいじゃん制作。でも具体的には何するの。そんな疑問を抱いた人のために説明すると、制作とは、自宅でDAWに向かい、もっぱらデモ音源を作ることを指す。

一度手をつけてみると、アイディアがとめどなく湧いてくる一方で、それらを思うように形にできないから難儀している。もどかしい。しかし作業自体は楽しく、取り組んでいるうちにどんどん時間が溶けていく。さながらTiktokやInstagramを無心に眺めているときのようだ。本当は家に籠もってずっと作業に取り組んでいたい。しかし、食い扶持を確保せねばならないし、人との約束もあるから、それは叶わぬ夢だ。

音楽を聴く。映画やドラマを観る。本を読む。散歩する。料理を作って食べる。お酒を飲む。英語を勉強する。部屋の掃除をする。断捨離。ギターの練習をする。ダイエット。やりたいことならたくさんある。けれども、巷でよく言われるように、時間は有限であるがゆえに人生はトレードオフにならざるを得ず、一日のうちにやりたいことをすべてこなすのは不可能だ。何かを選んだのなら、選ばなかった他の何かは諦めるしかない。最近は読書と英語の勉強、ダイエットを諦めつつある。英語が話せるすらっとした読書家でありたかったよ。

先日、某現場で世間話をしているときに、音楽の仕事を通じて知り合ったお金持ちの話題になった。たとえば、ビンテージのエレキギターが100本ぐらい買えそうな額の楽器を普段から持ち歩いて使用しているようなお金持ちのエピソードが披露されていた。

それを聞いたある人は「俺がお金持ちの子どもに生まれてたら、鼻くそほじりながらずっとゲームをしてると思う。わざわざ音楽をやろうと思えるのがすごい」と言って感心していた。自分だったらどうだろうか。自分の世界に閉じこもって好きなことだけをして生きていくような気がする一方で、世界に対してもっと大胆になっていたような気もする。失敗を恐れず、いろんなことにチャレンジしていたかもしれない。

もし仮に今この瞬間に突然お金持ちになり、食い扶持を確保する必要がなくなったとしたら、私は一体何をするのだろうか。歳を重ねると体がどんどん硬くなっていくのと同様に、頭も硬直化しがちだ。頭の柔軟体操であるところの妄想に取り組み、脳みそのコリを解きほぐしてみたい。

ここから先は

2,850字
noteの仕様で自動更新(毎月1日)になっています。面白いと思っていただけたのならご継続いただけると幸いです。

日記と夢日記

¥500 / 月

月に4本の更新を目標としています。音楽、映画、ドラマ、本の感想、バンド活動のこと、身の回りのこと、考えたことなど。

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?