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ロゴ制作で不採用の裏話。ムシミル誕生!!

初めまして。昆虫写真家の村松です。
Webで見る昆虫写真図鑑「ムシミル」を運営しています。

写真家としてのプロフィールはサイトにやたら長いの載せてますので興味があればのぞいてください。
「ムシミル」サイトについて・作家プロフィール

ムシミルの記事で
サイトの名前「ムシミル」に決定!ロゴを新しく作りました!
を公開しました。

こちらの記事から読んでもらったほうが、このnoteの話は面白いと思いますので良かったらのぞいてください(^^)

サイトの名前を新しくするのにブレストしていった流れから、デザイナーにお願いしてデザインを考えてもらった流れを書いています。
その過程で、デザイナーとは意見交換しながら制作していって、たくさんのボツ案の上に完成形のロゴができあがりました。不採用だったアイデアもなぜ不採用だったのかなどを掘り下げると面白いと思ったのですが、元の記事では長くなるので割愛しました。
ですから、その部分でどんなやり取りがあったのかを少し紹介できたらと思いnoteで書くことにしました。

完成ロゴ

ムシミルロゴ修正その3

これが決定、完成です。

名前を考える時のブレストや完成までの流れはサイトの記事で読んでもらえたらと思いますので、ここではデザイナーが出してきてくれた案の中で、採用に至らなかったアイデアの理由などを書いていきます。

これが使われなかったアイデアの供養になればと・・・

デザイナーが出してくれたロゴ案(ラフ)

むしみるロゴラフ

これがデザイナーが出してきてくれた案の一部です。

ではさっそく、、、

No.01 カラフルなひらがな

ラフ1

ひらがなのむしみるです。ポップな感じのデザインですね。
五味太郎(絵本作家)のような絵本感があって面白いデザインなのだけど、ちょっとサイトのイメージとは違うかなってところです。
サイトを完全に子供向けに振るなら、雰囲気的にはありかもしれません。

No.02 「みる」の中が目になっているデザイン

ラフ2

ひらがなのむしみる2個めですね。「みる」の中が目になっていてこれも面白いです。こういったデザインは好きなんですよねー
デザイナーはひらがなのイメージ持っていたようで、いくつか作ってくれたのですが、私のイメージではカタカナでした。

理由はいくつかあるのですが、文章の中にひらがなでむしみるって入れると読みにくいでしょう?これが一番大きい要因でカタカナが良いと思っていたんですね。

No.03 中央にハチの顔マーク

ラフ3

真ん中にマークを持ってきたデザインです。
詰めたらバランスも悪くなさそうですが、ムシミルは「虫+見る」を組み合わせて作ったものです。一つの単語として認識してもらいたいので、ロゴとしても離れてデザインするのはNGとの見解が出ました。
しかし、この流れで完成形のハチの顔のマークで進めていくことになります。

No.04 にぎやかで虫眼鏡をイメージしたデザイン

ラフ4

後ろの三角は山とか緑をイメージしたデザインだと思います。
他のデザインと比べると幅が上に広がっているイメージです。サイトでは画面中央の一番上に配置するので、画面のバランスは横長になったほうがしっくりきます。
なので、採用ならず。

ここまでが第一弾で出てきたラフの一部です。

No.05 蜂(ハチ)の顔との組み合わせ

ラフ5

ここから第二弾のラフが上がってきました。

完成したデザインの元になった案です。
第一弾にもハチの顔と組み合わせたデザインがあったのですが、その方向性で左にマーク・右にロゴを配置する方向に決めました。
ムシミルという「見る」というイメージを強めるのにも昆虫の顔のモチーフは良いと思いましたし、個人的に好きな雰囲気だったんですね。
ただ、マークのシャープな印象とムシミルの柔らかい手書き感に不一致を感じたので修正してもらっています。

No.06 凄い目のデザイン

ラフ6

ハチで進めようと言ったのにまさかの違うバリエーションを見せてくれました。個人的にはカッコよいと思うのですが、これはどう見てもアブなんですよね。白黒の単色でも成立するので、もうちょっと詰めていったらよい感じに仕上がりそうですが、アブってそんなにメジャーじゃないですよね?
一般の人にも広く認知してもらいたいという思いがあったのでマニアックな趣味全開はちょっと控えたいところです。

No.07 何かがうごめいている

ラフ7

アブからちょっと気配が漂っていたのですが、デザイナーが遊び始めたようです。
僕はなんの虫か分かるのですが、これを見た人は何かわかるのでしょうか?そう、シャクトリムシです。尺を取るように移動するのでシャクトリムシ。実際にこんな動きをしたりしてます。
しかし、シャクトリムシを知らないと怨霊がにゅっと出てきたようにも見えます。そう思ってみると、動きのある文字も不思議な力で浮かせているように見えてきてしまいました。

No.08 やたらカッコ良い、万年筆かと匂わせて・・・

ラフ8

カッコよいデザインです。
このまま本当の図鑑にも使えそうなデザインですが、やはりぶち込んできました。万年筆のようにあしらわれているのは昆虫の脚(あし)です。
こんなのも個人的には好きなんですが、やはりマニアックなので採用にはなりません。

ここまで第二弾で、ハチの顔のマーク以外にも出してもらいましたが、やはりハチの顔のマークでいくことに。

No.09 二次元化されてきたデザイン

ラフ9

第三弾です。ハチとロゴの組み合わせでバリエーションがでてきました。

この案ではマークの部分が一気にデフォルメされてきました。
ちょっと漫画ちっくになったというか、仮面ライダーのようにも見えます。
さらにそれだけではなく「ル」の文字が昆虫の脚に!?
うまいことやるなぁ、と思いながらもやはりマニアックなので採用にはなりません。

完成したロゴのデザイン

これが完成したデザインです。
No.05のデザインをブラッシュアップさせていきました。

細かく調整をかけていった流れはサイトの方で書いているので良かったらのぞいてください。こちら

ムシミルロゴ修正その3

まとめ

今回サイトの名前を変更してロゴを作成したのは、この昆虫写真図鑑「ムシミル」がもっと親しまれ愛されるサイトにしていきたいという想いからです。
この想いをしっかりと届けられるように、ムシミルを育てていきたいと思います。

※今回デザイナーにお願いしましたが、こんなの作ってくれるデザイナーに興味があるという方がいたら、連絡くだされば紹介しますのでお気軽にどーぞ。

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