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いつも速く走らなくてい、しんどい日はゆっくりと 【ランニング日記 3/16(月)〜3/19(木)】

3/16(月)

朝イチ撮影、早起きして10キロ走るつもりが寝坊、5キロしか走れず。

。。。と、いう、人生何度目だよパターン。せめて速めに走ろう、と思うものの、たいしてスピードも出ず。今日もへなちょこである。

そもそも、「今週中に仕上げなきゃいけない原稿が6個あるのにまったく目処がたっておらず、宮古島のビーチで書こうと思うのだけど人がいっぱいで書く場所がなく、場所を探しているうちにどんどん時間がなくなり、そうしたらモロッコの秘境みたいなところに迷い込み、手にとってはいけない革製品を持ったらしく、そこから謎の集団に追われることになる」…という夢を見て大変目覚めが悪かったのだ。なんだその夢。つまり今週も、仕事に追われているということです。

3/17(火)

卒園式からの暴飲暴食で昨日、驚くほど体重が増えていて、体重計も「間違いじゃないの?」みたいにピピピ、と警告音を鳴らしてきた。「…走るべし」と、私は思うわけである。それくらいしかできることはない。
(ちなみに走っても別に痩せない。より大切なのは食事だ。)

また気温が下がり、走るには良い気温になった。たまには、「最初から最後まで楽しく走る」という日があってもいいじゃないか、と、私はふと思う。何も毎日毎日5-6キロあたりでああしんどいああしんどいばかり思いながら走ることもない。

と、思いながら、私は今読んでいる「荒涼館」という本のことを思い出す。この本、全4巻で今4巻を読んでいるのだけれど、ここまでなんと1年ちょっとかかっている。なんせ、最初の2巻を読み終えるのに1年近くかかった。まじで単調でまっっっっったく進まなかったのだ。ところが、2巻の終わりからとんでもなく面白くなってきて、そこから3巻をあっという間に読み終え、昨日4巻を読み始めてすぐ1/4くらいを一気に読んだ。時間さえ許せば今日一日で全部読み終えたい。俄然、面白くなってきて止まらない。

しかしこの3,4巻の面白さは、やっぱり単調に続く1,2巻があってこそなのだ。あそこで根を上げて読むのをやめていたら、この面白さに出会うことはなかった。

結局ランニングも同じだ。少しくらい単調でしんどい時間があるからこそ、走り終わった時の爽快感とか、たまにパリで走る最高のランニングに出会えたりするのだ、たぶん。人生とは地味なものの繰り返しなのである。

3/18(水)

月のもののおかげで、自分の気がたいそう立っているのがわかる。しょーもないことで子どもたちにぐちぐち言ってしまう。ママ仕事してるんやからケンカしんといて!とか言ってしまい、いやいやわたしの仕事と子どもたちのけんかは関係ないよな。。と反省する。その繰り返しだ。

私は19歳の時卵巣嚢腫で死にそうな思いをして卵巣を一つ摘出していて(まじで死ぬかと思った)(でもいつもそれが左だったか右だったかがわからなくなる。どっちだっけな。)それが原因かはよくわからないのだけど、最近、なんというか、重い月と軽い月が交互にやってくるとか、間がすごい空いた月の後に28日をちょっとフライングしてやってくるとか、なんかアンバランスというかある意味バランスがとれているというかなんというか、二ヶ月ひとセットみたいな感じで、生理が訪れる。

で、あっさり終わった先月と違い今月はフライング気味でなかなかヘビーなものがやってきた。

こないだみどりちゃんのこの記事を読んだばかりだったので、ふと、女性アスリートの気持ちを考えながら走る。いや、私はぜんぜんアスリートじゃないけど。

https://digital.asahi.com/articles/ASN33412JN32UTQP001.html

体が重く、スピードは出ない。でもそれって言い訳なんじゃないの、みんなやってることなんだから、と、そんな思考についなっていることに気づく。自分に厳しく、という部分は、スポーツをしていると、こんな自分に甘い私ですら、ふと顔をのぞかせることがある。

でもなぁとおもう。身体が重いのは事実だ。体調が良い!とはまずいえない。

男性アスリートにだって、調子の良し悪しは当たり前のようにある。その原因はきっと様々だ。昨日彼女やパートナーとけんかしたってこともあるだろう。人間なのだからそりゃそんなこともある。

生理だってまぁそれと同じだよな、と、思う。当たり前にやってきて、当たり前に調子が落ちる。まぁ、そんな日だってある。もちろん、プロはそんな時だってベストを尽くさなきゃいけないのだろうけれど、調子の良い時と同じようにはできない時だってある。それは、仕方のないことだ。どんなプロにだって、生活していればふつうに浮き沈みはある。

そうやってまぁ、そんな時もある、と、受け止めてやっていけばいいのかもしれない。タイムは散々だったけどまぁ、わたしは今日も5キロを走り切った。走り終わった時には、イライラしがちだった頭と心はすっきりしていた。ただいま!と、元気に息子に言う。おかえりママ!と、息子は言ってくれる。朝からイライラしててごめんね。

いつもいつも、最高の状態をキープできるわけじゃない。日々にはいろんな浮き沈みがある。それはそういうもんなんだ、と、受け止めて、またやっていこう、と、思う。いつも速く走る必要はない。しんどい日はゆっくりと、息を整えながら走って行こう。

3/19(木)

たまにはゆっくり10キロといこうではないか、と、なんとなく思う。できるだけ気持ちいいと思えるペースで最後まで行きたい。

いよいよ気温が上がってきた。もう少し早い時間に走らないとしんどくなってくる季節だ。とにかく、ペースを上げすぎずにゆっくりと、を心がける。なんせ、早く走り終わりたくて前半ペースを上げたくなるのだ。どんだけ走りたくないんだろうか私は。ペースを上げたところでへなちょこの私は、2,3分しかタイムも変わらないというのに。

ゆっくり、ゆっくり、と思っていると、後半に余裕が少し残っていた。いや、そんなの基本じゃないかと思うのだけれどもつい忘れる。最後は少しだけペースを上げて、なかなか気持ち良く走りきった。

あせらず、ゆっくり、足元を見て。なんというか、自分のペースをつかむみたいな一週間だった。いや、そんなもの実はぜんぜんつかめてはいないのだが。

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