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【7/24広島戦○】時には休んだって、大丈夫。

当たり前に見えるものは、当たり前でないのだと、気づいた2週間だった。

ネクストバッターズサークルの村上くんが打席に向かうとき、ベンチに戻ってくるてっぱちと軽く会話を交わすのを見ながら、私は改めてとそう思う。おかえりてっぱち、よかったねむねちゃん、と、ぽんと肩を叩きたくなる。

やっぱり、なかなかにしんどい2週間だった。どれほどうまくいっている時でも、こんなにガタガタと崩れてしまうものなのか、と、つくづく思った。それはほんとうに、少しの差なのに、一勝はやっぱり遠かった。

てっぱちもムーチョも塩見も長岡くんもみんなみんないなくなって、心細い中むねちゃんはひたすらがんばって打ちまくって、それでもどうしても勝てなくて、不安は日に日に大きくなって、しんどい毎日は続いた。

だけど、そうは言っても、残されたみんなはほんとうに、ほんとうによくがんばった。なかなか結果が出なかった選手だってもちろんいたけれど、それも含めてとにかく、「今だけ」の時間を精一杯戦った。それは少なからずの選手にとって、間違いなく良い経験になった。

そして二週間弱休んだ選手たちは少しずつ戻ってきて、今日野手はようやく、「いつものメンバー」になった。戻ってきたみんなはほんとうに、もうこちらの心配を吹き飛ばすかのように、みんなで打って守って、一勝を運んでくれた。前の二戦でぼろぼろになった気持ちは、もうまさに霧が晴れるように、すっきりとした。

しんどい時というのは、その最中にいるときは全くそう思えないけれど、終わってみればいつか、「あああれも意味があったのかもしれないな」と、そう思えるものなのかもしれない。

戻ってきたみんながほんとうに、元気に打って守るのを見ると、なんだかそれはそれで、いい休みになったのかもしれない、と、そう思う。

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