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【6/26巨人戦○】11点分の得点と、10点分の失点と

大勝の金曜日。大敗(19失点である)の土曜日。さて三戦目である日曜日は。

…打って打たれて打たれて打っての乱打戦である。

この三日間のスコアは、

16-6
5-19
11-10

…なんだったんだ。なんだったんだいったい。満身創痍とはこのことである。

前日に引き続き、今日も東京は猛暑日。6月の猛暑日っていったいなにごとだ。と、思いながら私は神宮へ向かう。息子はサッカーの試合、むすめは児童館へ遊びに行き、(夫はもちろんまだ海外出張中で)お気楽な一人神宮である。

そうは言ってもむすめのお昼を準備したり、観戦エッセイを書いたりなんだりしていたら出るのが遅くなり、今日も元気に30分ほど遅れて神宮に到着した。

この、30分遅れて神宮に到着した日というのはここのところだいたいいつも、同じパターンが待っている。すなわち、その時点で3失点だか4失点だかをしている。

前日に引き続き、初回に失点。これは昨日と同じパターンではないか…私はまた19失点の試合を見ることになるのか…と、悪い予感が頭をよぎる。いやまあとにかく、今日は神宮のビールを飲みにきたのだ。

3回にも2点を取られ、なおもノーアウト満塁の場面でスアレスはそこで今日支配下登録されたばかりの小澤くんに交代した。ここでもまた私は、交代する投手が次々と打たれた昨日の試合をつい思い出す。ここでアヒルが飛んできたらもうこれは、まったく同じ展開ということになる。

だけど小澤くんは、なんとそのノーアウト満塁の場面を無失点で乗り切ったのだ。なんという希望。と、私はまた思う。支配下から登録された選手というのは、覚悟がまた少し違うのかもしれないな、と、なんとなく思う。もちろん、みんなそれぞれ抱えているものは違うわけだけれど。

小澤くんのその覚悟が何かを突き動かしたのか、その裏ヤクルトは一気に6点を取って逆転した。やたらとチャンスに強い若き長岡くんの3ランは、なんだかもう、神宮にいるお客さんの心に飛び込んできたんじゃないかと思った。ああほんとうに、今年のヤクルトは違うのかもしれない。と、私は思う。どれだけ初回に失点したとしても、なんとかしようとする、そしてほんとうになんとかしてしまう力を持っている。いつのまにこんなに、たくましくなったのだろう。

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