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【ランニング日記】すれ違う、名も知らぬどこかの誰かに私はこの数年、ずっと励まされている【6/27(月)〜7/1(金)】

6/27(月)

週末はとにかくハードな三連戦を神宮で見届けた。満身創痍とはこのことである。選手ももちろん満身創痍なのだけれどもとにかく猛暑日の神宮で試合を見届けたファンのみなさんも(もちろん各地で胃を痛めながら見ていたみなさまも)たいへんおつかれさまでした。

とにかく猛暑猛暑猛暑である。昨日寝る前に、これ、明日のランニングめっちゃ暑いんじゃないの…と、すでに心がなえていた。

案の定、起きると元気に青空が広がっている。梅雨はどこへいったんだ梅雨は。いや、梅雨はいやなのだけれど、こうも元気に晴れるとランニングという意味ではほんとうにハードなのだ。

でもまあ仕方がないのでウェアに着替えて、日焼け止めをぬりたくる。もはや毎日のランニングと連日の神宮で、日焼け止めも意味がなさそうなものだけれど、しかし塗ると塗らないでは大きく違うのだ。どちらにしても焼けるけれど、焼けっぷりが、ちがう。たぶん。

外はやはり暑いけれどもまあ、耐えられないというほどでもない。今日はそこそこ時間があるので、なんとか8キロを走ることにする。

思うに、こんな時間に外を走っている人たちの中で、私は一番タイムが遅いという自信がある。もう、どんどんと追い越されていく。よくもまあこんなに遅いタイムでひたすら走り続けていられるなと思うのだけれども、まあ考えようによったら、これだけ遅くて運動が得意でもなんでもない私が、ずっと走っているのだからそれはそれでなかなかの達成であるとも言える。

特に誰かと比べられることもなければ、気にすることもないし、気にする人もいない。そういう中では、それが「良き成績」ではなくても、まあそれなりに続けていけるのものなのだ。そこにはやっぱりどこか、しんどいけれどもほんとうに走りたくないけれどもそれでも少しの、「好き」があるのだと思う。

と、思いながら今朝も暑い中へろへろのタイムで走り終えた。今週も暑くなりそうだけれどもしっかり走りしっかりたんぱく質をとってしっかり寝て、乗り越えていきたいものです。(梅雨明けだってさ…!!)

6/28(火)

暑い。暑すぎる。暑さの暴力である。こんなもの、人間が走るような気温ではない。いや、人間じゃなくてもねこだってもちろん走らない。朝からねこたちは床の上でのびている。一歩も動きやしない。「ママさんもそこに一緒に寝ていいですかね…」というと、迷惑そうに一瞬だけこちらをみて、また目をつむった。

それでも走らないわけにはいかないので(なんでだろう?よくわからない)今日も日焼け止めを塗りたくって外に出る。冬であれば8キロ走って帰って来られる時間だけれど、残念ながらこの暑さでは間違いなく帰って来られない。7.5キロくらいを走ることにする。

1キロくらい走ると、向こうからキロ3キロマンが走ってくる。キロ3キロマンはもう復路である。もうすぐおうちに帰るのである。うらやましい。うらやましいことこの上ない。いやそりゃキロ3キロマンだってこれまでにおそらく私が走ろうとしている距離の2倍くらいの距離を走ってきたのだろうけれども、そんなことをすっとばしてゴールが近いことがうらやましくなるくらいには、暑い。暑さは人の思考力を狂わせる。

ところで昨日からなぜか、川沿いの道にとにかく信じられないほどのみみずが落ちている。釣りをしている人もいるので、釣りのえさが落ちたのか…?と思ったのだけれど、それにしても広範囲に落ちまくっている。もう、空からみみずが降ったとしか思えない量なのである。たぶん降ったんだなきっと。もう暑さの異常気象でみみずだって降るんである。暑さはみみずの生態をも狂わせる。

わけのわからない量のみみずを避けながら、もうこんなの「みみずくん世界を救う」の世界じゃないか、と思いながら、いやあれは「みみずくん東京を救う」だったか?と考えながら、いや東京だったか世界だったかを救ったのはみみずくんではなくかえるくんだったか?と、暑くて朦朧とする意識の中で考える。もうみみずくんでもかえるくんでもどっちでもいいからこの暑さをなんとかしてほしい。あと、このみみず。

5キロくらい走るともうまじで、暑さと世界をのろいたくなってくる。キロ3キロマンはきっともうクーラーの効いた涼しいおうちについて冷たいプロテインドリンクを飲んでいるにちがいない。私だって飲みたいプロテイン…。とまた本気でキロ3キロマンがうらやましくなる。いや、たぶん10キロ以上走っているんだけれどもキロ3キロマンは。

しかし、残り1キロくらいとかほんとうにへろへろになりながら、なんかもはや私が年間を通して走り続けているのは、この夏のランニングに耐えうる体力をつけるためなのではないかとか思えてくる。いったいなんでそんなことをしているのかはよくわからないけれども。

とにかく、今日も走り切った。終わったら髪がぐっしょりと濡れていた。まあでも汗をしっかりかくことも大事だなと思う。もちろんみなさん無理せずに。さて今日は銭湯でちょっと疲れをいやしたいと思います。

6/29(水)

昨日は銭湯へ行こうと思ったものの、でもこの暑さだしな…仕事もたまってるしな…外歩くのもサウナ入るのも外気良くすら暑いのでは…と、ちょっと行く気がしぼんでいた。が、いまだかつて「銭湯へ行って後悔したこと」など一度もない。どれほど仕事がたまっていようとも。

というわけでがんばって外に出て、いつもの銭湯へ行った。結果。とてつもなく良かった。暑い中のサウナというのもまた良い。もう、銭湯というのは春夏秋冬朝昼晩いつでも良いということがまたわかった。

さてそういったわけで、昨夜はぐっすりと寝た。だいたい、ランニングと筋トレが終わった時点で、一日の半分くらいの疲れをすでに感じていたのだ。その上のサウナである。爆睡である。というか、帰ってすぐの段階ですでにちょっとうとうとしていた。

なので今日は比較的早く目が覚めた(というかまたねこに起こされた)のだけれど、もう少し寝て疲れをとりたくて、結局6時前まで二度寝した。それでもまあ、早く準備すれば8キロは走る時間に外に出られる。

これまた、冬であれば9キロ走っても間に合うのだけれど、とにかくここのところの超絶遅いタイムでは、9キロ走るとむすめが出る時間にまったく間に合わなくなってしまう。

マンションを出てしばらくは、マンションの影で少し日陰の道が続く。そこから300メートルほど日差しをあびたらまたしばらく日陰になる。が、これ以降、ほぼ、日陰は現れない。もはや、この日陰の道だけを10往復くらいすればいいんじゃないのという気もするが、いやそれならランニングマシーンで走るのとかわりないじゃないかという気もする。いやじゃあなんでそこまでして走るんだと言われるとよくわからない。よくわからないけれどもとにかく暑い。暑い。暑い。

とにかくあの大量のみみずを避けるのがいやなので、今日はちょっとだけ別の道を走る。別の道といっても、川沿いの堤防から一段上がった道路を走る、というだけのことである。目線の高さが変わるだけで景色はほぼ変わらない。なのだけれども、それでもいつもは見ないものを目にする。

なにかのサークルなのか、小型犬を連れて集まるグループ、音楽を流しながら上半身裸で自転車をくるくる回す男性。ほんの少しいつもとパターンを変えただけで、知らなかったものが見えてくる。まあただなんにしろ、いつもと同じなのは、とにかくとにかくとにかく暑い。ということである。

もうほんとうに、スピードが出ない。亀のようなスピードで走る。もう歩いたってたいして変わらないんじゃないのという気さえしてくる。でも歩くよりは、まだ、速いのである。当たり前のようだけれどもこれはなかなかすごいと思う。「走る」というのはそれだけで、「歩く」ことの数倍負荷がかかるのだろう。毎朝のランニングじゃなくてウォーキングにしておけばこんなにしんどい思いもしなくてすむはずなのだけれど、まあでもときには(一日一回くらいは)走っておいた方が良いのだ、私の体的には。

そんなわけで暑さで全てを投げ出したくなりながら今日もなんとか8キロを走った。タイムは信じられないくらい遅かった。毎年思うのだけれど、これ、涼しくなったらまた元に戻るんだろうか…。

6/30(木)

暑い。暑すぎる。もう、それ以外に言えることがなにもない。なんで走るんだろうか。わけがわからない。毎年こんなに暑い中走っていたんだっけ。もうさっぱり覚えていない。とにかくもう、いやいやウェアに着替え、いやいや日焼け止めを塗る。

今日もみみずたちを避けるべく、少し別の道を走る。ところが途中、上に上がるタイミングを間違えてしまい、上がったり下がったりを繰り返すはめになり、無駄に疲れる。暑いと言っているのに。

タイムは、今年一番の遅さである。時間的には8キロ走っても余裕で間に合うはずだったのに、もう、ぜんぜん間に合わないくらいのタイムまで落ちる。結局、7.6キロくらいしか走れずに終わる。それでもギリギリの時間だしもうギリギリの体力である。もう、命大事に。としか思えない暑さである。なんなんだ、この暑さ。あとみみず。

でも遅くてもなんでもとにかく朝から走るだけでえらいということにしておく。でもさ、えらいとかなんとか言いながら、朝のいつものメンバー、キロ3キロマンとか競歩の女性とかだって、毎朝ちゃんと走っているのである。もう、どれだけ暑くても雨でも彼らも走っている。私だけがえらいわけではもちろんない。名も知らぬどこかの誰かに私はこの数年、ずっと励まされている。

さてほんとうに暑いですけれども、まあせっせと走って筋トレしてたんぱく質と睡眠をとって体力をつけながら、乗り切っていきたいと思います。村上くんも…打ちまくってることだし…(戸惑い)

7/1(金)

アプリによると7キロを走っていますが、もちろんまったく記憶にはない。昨日のことも忘れる私が4ヶ月前のことを覚えているわけがない。(この文章は11月に買いています。)

カレンダーによるとこの日は朝から用事があって津田沼まで行っていたようである。思い出した。それでお昼にたまたま入った小さなビストロがあまりにおいしくて、たびたび行くようになったのである。そう、津田沼まで。でも足を運ぶ価値はありまくります。なんなら今週もまた行く予定です。

一応、どんな日だったか思い出すためにもう一つ、ヤクルトの結果はどうだったかなと思って見てみましたところ、元気に負けていました。まあそういう日もありますね。

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