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【9/23横浜戦●】息子がごちそうしてくれたお寿司と、雨の観戦

朝から息子を模試会場へ送り届け、私は渋谷まで出てジムでトレーニングをした。特に会場から渋谷が近かったわけでは全くないが、ただ行ってみたかったジムがあったのだ。

トレーニングを済ませ、謎にリゾート風になっているテラスで、プロテインを飲みながら観戦エッセイを書く。いったい何をしているのかよくわからなくなってくる。まあとりあえず、今日はこれから、息子を迎えに行ってお寿司なのである。

一年前から、息子が「来年のママの誕生日には、お寿司ごちそうする!」と、言ってくれていた。それで一年間お小遣いを貯めて、ほんとうにつれていってくれることになったのだ。

模試の手応えは…まあ、あれだったみたいだけれども、それはそのうちによくなってくるとして、それよりも、母さんをお寿司に連れて行こうと思ってくれる子になってくれていることがうれしい。息子の素直さとやさしさは、たまに…いやもうほぼ毎日、私をはっとさせる。素直であることってこんなに大事なんだなと思う。「ワインも飲んでいいよ!」と言うので、ありがたくいただきながら、ちょっと目がうるんでいた。

お寿司ごちそうしてもらったから、デザートごちそうするよ!と言うと、まじで!!と、うれしそうにしている。いやほんとうに、素直さというのは大事だ。素直に生きよう、私も。

今日は一日、息子と過ごす日にしていたので、夜は二人で神宮へ行くことにしていた。ところがお寿司やさんから一度家へ戻ろうとするところで雨が降ってくる。「これは神宮試合あるのかなあ…」と言いながら、二人で歩く。

天気予報は、ここからもうずっと雨である。でもまあ、二人で神宮へ行ける日も今年はそう多くない。カッパを詰め込んで、球場へ向かう。

神宮に着くともう、初っ端から雨であった。これは今シーズン最大の滝行。しかも満員の神宮のチケットは息子と前後の席しか取れなくて、たまに後ろを振り返り一言二言話しながらの観戦である。

雨に打たれながら、ひたすらヤクルトがホームランを打たれるのを見続ける。修行である。これは修行である。打たれるたびに後ろの息子を振り返ると、そのたび苦笑している。

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