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【4/2〜6広島戦、阪神戦(ずっと●)】ソウルと野球

子どもたちの春休みが終わった。中学生の息子はテスト休みを入れるとなんだかんだ一ヶ月くらい休みがあり(大学生か!と、つっこんだ)、私もプライベートはすっかり休みモードになってしまっていた(お弁当作りもないし。)しかし日々容赦なく仕事は降ってきて(ありがたいことです)、新しい仕事も始まり(ありがたいことです)、体が何個あっても足りないけれども私という人間は一人で十分なので私より優秀な人をあと数人ください。という感じだった。

と、そんな中で韓国へ3泊4日の旅に出た。(だからバタバタしてるんじゃないのか私はいつも。)海外ではスカパーもDAZNもつながらないのでまたもや、速報アプリだけで数字を追っていた。

野球というスポーツの面白いところだなあと思うのは、この一球ごとの情報だけで、しっかり盛り上がれてしまえるところだ。そりゃもちろん、数字だけよりは映像があった方が盛り上がるし、映像よりさらに目の前で見る試合は楽しい。だけどそうでなくても、このリアルタイムな数字だけで、けっこう手に汗握るのだ。よしっ、と小さくつぶやくことも、大きなため息がもれることも、ちゃんとある。

そんなわけで私はソウルでタッカンマリの列に並びながら、あるいはカフェでお茶をしながら、ヤクルトたちの躍動にしっかり一喜一憂していた。隣のむすめは「ここ、韓国だよ!?」と、呆れ気味に笑う。

その間、ヤクルトは、多くの時間で「リードしていた」と、思う。その試合において勝っている時間と負けている時間では、勝っている時間の方が、多かったと思う。最初は、「このまま勝つのかな」と楽観的に見ていた。いや、そんなわけないのに。それはわかっていたはずなのに。ゆだんたいてき、おでんたいやきなのに。

リードしていたはずの試合は毎回、試合後半になって逆転された。シミノボが2日連続で負け投手になり、次のカードではほしくんが打たれ、木澤くんが打たれた。中継ぎが打ち込まれる様子を、私の非情なiPhoneが伝えていた。日本の息子からは、「ヤクルト中継ぎ陣の防御率」の絶望的な画像が送られてきた。むすめお気に入りのソウルのお店で作ったクロミちゃんのiPhoneケースだけが、場違いにきらきらとしている。

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