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教えて!お金の神様「1か月の食費はいくらが妥当ですか?」

Q. 1か月の食費はいくらが妥当ですか?

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A. 先に収入から「天引き貯金」をして、その残った金額から食費を決めましょう。

それぞれの人生観があるので「明確にいくらが妥当」という金額は存在しません。ただし、ファイナンシャル・プランナーの視点から言うと将来必要なお金の為に先取り貯金をして、残ったお金から食費を決めることをおすすめします。

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よく分かる解説

「一か月の食費はいくらが妥当なの?」これは実際に私がよく聞かれる質問のうちのひとつです。答えから言うと「いくらが妥当か」というものはありません。それぞれ食事に対する人生観があるので、どれだけお金を掛けても良いと思います。「美味しいもの食べたい」「健康にいい、例えば、有機野菜を中心に食べたい」ことを叶えるためにお金を掛けることも問題ありません。

しかしながら、ここではファイナンシャル・プランナーとして「損得勘定」も踏まえたアドバイスをします。
人の平均余命は女性の方で89歳です。だから、90歳まで生きられる前提で、まず「人生の支出」を大まかに計算します。人生には「老後資金」「教育資金」「住宅費」の3つが、大きく掛かる三大支出と言われています。この三大支出を個々の人生観も踏まえながらバランス良く考えてみます。
例えば、「私は生涯現役でいたいから老後資金はそんなに必要ない」という人もいるかもしれません。
住宅費に関しても首都圏で住んでいる方と地方に住んでいる方で「必要なお金」は違いますよね。また、「親から家を相続する予定があるので、将来向けて大きく資金を用意する必要ありません。」という方もいると思います。
教育資金に関しても家庭ごとの人生観によって必要になってくるお金も千差万別になります。例えば、「大学まで全て国公立で行かせよう」という家庭もいれば、逆に「小学校から全て私立の学校に行かせたい」という希望を持つ家庭もあります。

このように家庭それぞれの人生観に沿って必要なお金(資金)を決めると「毎月の貯金額」も決まります。つまり、「老後資金」「教育資金」「住宅費」の3大支出の見込みを計算すれば、三大支出に向けてどれだけまとまったお金が必要なのかが分かります。その必要なお金の為に先に貯金をして、残ったお金からどれだけ食費に回せるかを考え、毎月の食費を決めると良いと思います。


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