北海道の歴史と自然を知る──オオウバユリ(トゥレㇷ゚)
あんなに毎日読んでいた小説などの活字本を一旦本棚にしまい込み、最近はもっぱら夫が購入したゴールデンカムイを借り読みしている。
北海道出身の作者が書いただけあって、私の生まれ育った街のことや、北海道ならではの習慣や言葉、食材、時代背景などについて忠実に描かれており、面白いし勉強になる。
今朝、といっても昨日の冒険の疲れが抜けず10時頃にのそのそとベッドから這い出てスマホを確認すると、早朝に母からメッセージが入っていた。
オオウバユリ…?なんか聞いたことがあるし、この大きな葉っぱは森林公園などでもよく見かける。
そうか。
ゴールデンカムイだ。
ほぉ。まったく知らなかった。
幼い頃から、芋系の食べ物には目がなく、特に母の作る芋餅が大好きだった。
蒸したじゃがいもを潰して、塩と片栗粉を混ぜて棒状にし、1.5cmほどの厚さに切ってフライパンで焼いたあとに、バターをつけて食べることを考えると、すぐにでも実家に帰りたくなる。
アイヌが食べていたという、オオウバユリの百合根を潰して採った澱粉で作ったという団子を食べてみたい。
きっとツルツルモチモチで素朴な味がしたに違いない。
小学校のときに、北海道の歴史が書かれた教材でアイヌについてさらりと教わり、修学旅行で白老ポロトコタン(現ウポポイ)に行った程度で、アイヌについてはほとんど知らなかった。
昨年読んだ直木賞受賞作の「熱源」から始まった私の中の「アイヌを知りたい熱」がゴールデンカムイによって一層盛り上がってきたので、来月辺りにウポポイに行こうと思っている。
母と二人で、オオウバユリについて知った日曜日。
知ることは力である!
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