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出産は何が起こるかわからないことを念頭に置いて、出産場所を選ぼう

こんにちは。むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが自分と子を受け入れて、笑顔で子育てできるように活動しています。

私の経験から、
「出産場所をどこにするべきか」について。

この記事は、
出産場所を決めるにあたっての、一つの参考になれば良いと考えています。

妊娠出産は何が起こるかわからない

「自分の赤ちゃんはきっと大丈夫だろう」

もしこのような思いがある場合は、
私たちのようなケースが少なからずあることを
知っていただけると嬉しいです。

経験したからこそ思う、私たち夫婦の願いです。

「妊娠・出産は何が起こるかわからない」ということを念頭において

出産場所を決めることができたらと思います。


NICUがある病院があるか

どのように決めるべきか。

「NICUがある病院を選んでください」と
本当なら言いたいところです。

NICUとは
・「Neonatal Intensive Care Unit」の略
・新生集中治療管理室
・予定日よりも早く生まれた赤ちゃん(早産児)、体が小さく生まれた赤ちゃん(低出生体重児)、または何らかの疾患のある赤ちゃんを集中的に治療・管理する集中治療室

でも、難しい場合もあると思いますので
せめて

「出産場所に選んだところの近くに
NICU(新生児集中治療室)を持つ病院が
あるかどうか?」


いくら妊娠期間に問題がなかったとしても
「絶対大丈夫という確信はない」
ということを頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

近くであれば、救急搬送して
すぐに高度な治療を受けることはできると
私は思います。


高度な治療を直ぐに受けられたから生きられた

私の場合
・妊娠初期から出産までの悪阻はなし
・妊婦健診も異常なし
極めて順調に生活しており

里帰り出産をする予定で、帰省しました。

私の実家は、田舎であり
徒歩圏内に丁度小さな産婦人科があり
そこで出産する予定でした。

言うなれば
その小さな産婦人科の診療所以外は
他に産婦人科がある病院はないほどの
ど田舎でした。


そして帰省してから約1ヶ月後
予定日1ヶ月前(在胎週数35週)に
突然自宅で破水しました。

出産場所を選んでいたところは
小さな診療所だったので

37週以降でなければ分娩ができない
ということで、他の病院を探しました。

最も近い総合病院ではNICUが無く
36週以降でなければ受け入れてもらえない
とのことであったため

救急車で1時間半かけて
NICUを持つ総合病院に行きました。


陣痛から分娩も極めて順調で
やっと出てきて一安心と思いきや

出生直後、産声はなし。

高度な治療を速やかに受けることができたから
むしゃ美は生き延びることができました。

もともとお腹にいる時から
心臓の病気を持っていたのが原因でした。

私がむしゃ美の病気を知ったのは出産後。


当然、妊婦健診で超音波検査は受けてはいましたが
よほど運良く病変部が写り
また検査する産婦人科医が心臓に長けていなければ

まず、診断に至るのは難しいだろうとのことでした。


退院時の主治医の先生からの説明では
「出産後に適切に治療を施して頂いたのが本当に良かったと思います。
もし産院で生まれていたら、
間違いなく亡くなられていた方です。」と


ゾッとしたのを今でも覚えています。

様々な運が重なり
むしゃ美は存在しています。

なので
NICUを持つ総合病院で出産することになって
心から良かったと思っています。


まとめると

妊娠経過が順調でも、出産は何が起こるかわかりません。

なので
何か起こっても対応できるような総合病院(NICUを持つ病院)が
近くにあると安心だと思います。

理由は、出産後異常があればすぐに救急搬送することができて
高度な治療が速やかに受けることができるからです。

里帰り出産を考えている方は特に
「自宅周囲の産婦人科がどのようなところがあるのか」
しっかりリサーチして
出産場所を選んでいただけると良いと思います。

以上です!最後まで読んでいただきありがとうございます。


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