いつからこう、なれてしまったんだ。

今日は用があったから昼頃には起きた。なんだかずっと寝ていたかった。

夜の予定はなくなりそうだ。それがどうにも受け入れられなくて、この気持ちをどうすればいいか分からないでいる。

作業が終わるのを待っている間、漫画を読んだ。半分程度しか読めなかった。終わってから最後まで読んだ。まだ続くけれど、1冊読んだ。

読むのが速い人が羨ましい。どんどん次へ進んで、同じ時間に何倍もの差になる。そうして同じ時間では埋められないところへいってしまうのだ。たくさんのことを知って、たくさんの感情に気づいて、たくさんの表現を汲み取って、その差は日毎に開いていく。

別に誰かと比べたいわけじゃないから自分の好きなペースで読めばいいんだけど、やっぱり速く読める人はいいな。

何においてもそうだ。とにかく遅い。気づくのも、分かるのも、できるようになるのも、なにもかもが遅いんだ。不器用だけではない、こだわりのようなものが邪魔をしてくるものだから見逃せない。気になるとどうしても意識がそちらへ向いてしまう。いつからこんなになってしまったのだろうか。

今夜の予定、楽しみだったのにな。もう次なんてないと分かっているから余計に寂しい。思い出したくもない日を思い出し、思い出したくなんてない感情がよみがえるから嫌なんだ。

あの漫画の彼らみたいに、あの小説の彼みたいに、ただまっすぐ思えたらそれでいいのにな。誰も疑わずにいられたらそれだけでいいのにな。そうなればきっとすべてがうまくいくだろうな。

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