また溶かして夜になって、昨日のことなど撫でたりするんだろう。

夜更かししていた。だんだん抉るように夜中が長くなっていく。

砂場で作った山を削っていくみたいだ。さらさらの夜が塊の睡眠を崩していく。手を払っても、皺に入り込んだ砂がざらざら残り続けるんだ。

それは翌朝の無欲で、やることがあるのは分かってるのに後回しして夜になる日々を繰り返していく。

昼ごろ起きて、今日こそは外に出ようと思いながら何もしなかった。まだ行けるけれど、まだ迷っている。全部寒いせいだ。それと風が強いせいだ。

日が暮れるのが早い。4時半なんてまだ昼過ぎの気持ちなのに、暗くなるからとにかく1日が短い。でも夜はすぐに過ぎるから長くても有効活用できない。これをどうにか持ち直す習慣を作りたい。

ちょっと頬が綻ぶようなことと、深く頷くようなことがあって、なんかいろいろ壊したくなった。楽しいことを純粋に楽しむために、下らない自分を変えなくちゃいけない。

まずは今日外に出ることだと言い聞かせてみる。これから着替えて風が止んだ頃、影と化して、自転車を漕いだり、気が向かないなら歩いたりして出かけようと思う。

それから帰って風呂に入って、食事でもして早めに寝たいと夜更かしするんだろう。

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