大勢が普通になってしまう世間でも。

今日は昼過ぎに起きた。毎日昼ごろに起きて、することもないからどんどん怠惰になっている。

今日は雨が降っている。雨雲の切れ目、少し止んだら外に出てもいいと思っていた。雨の写真を撮ってみたい。でもどうやって撮ればいいか分からないことに気づいた。

やりたいと思ってやっと出来ないことを知る。道具なんてやり方さえ分かれば使えるはずだし、手段があれば出来ないはずはないのに、いろんなことが凄く難しく感じる。

これまではやりたいことの仕組みがもっと単純に見えていたような気がする。無駄な想像ばかりで複雑化してしまうようになったのはいつからだろう。

昼過ぎ、文字を書いて、ラジオを聞いて、ギターを弾いた。あとは好きなバンドの新譜を繰り返し流していた。

今日は強くなれると思いながら、俯瞰した自分にいつもと違うと割り込まれる感じを思い出して、それでももうちょっと信じて割り切ってみたいと思えた。

騙してるつもりなんてないし、騙されたいわけでもない。ただ素直になるべく疑わずにいたいだけなんだ。でもそれは無関心で好きになれないから困るな。

詩の中に潜った自分と、音の波に絡まる自分がせめぎ合う。それを、素直になれたから気づけた言葉と、疑問を抱けたから結べた意図が包んで落ち着いた。

そして雨が上がって日が暮れた。風が強くなりそうだけど外に出たい。吹かれて前髪が揺れて、同じ曲を聴いていたい。

何にもしないで夜になって、つまらない言葉を並べてそれっぽい詩を書いて終わった。

終わってる日々だ。日々が終わってる。似ているようで違う、でも違うようで似てる厄介な言葉みたいな毎日だ。


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