緑から青へ、自分だけが分かればいい感覚で。

今日は昼過ぎに起きた。

雨が降っていて、止んだと思ってもまた降り出して、その繰り返しだったから外には出なかった。

ギターを弾いて、音楽を聞いて、詩を読んで、それくらいしかしていない。何も進んでいない。

ぼけないし突っ込まないけど芸人になれた人がいるらしい。でも書かないし読まない人は作家にはなれない。弾かないし作らない人も音楽家にはなれない。生き様が生業になるのは本当に格好いいな。

憎まれないのはもちろん憧れるけど、覚えてもらえないよりは憎まれたって印象に残る方が良いような気もした。昨夜聴いたのは、憎かった声ももう聞けないと寂しく感じる季節の曲だった。なくなって惜しくなるなんて凄く人間らしくて愛おしい感情だと思う。

詩人の日記を読んで、人との繋がり方は人それぞれなんだと感じた。自分の中にはない関係の保ち方を知ると、空気を含ませてくれる感じがして余裕が生まれる。それが実行できないから不安が募るのだけれど。

夕方は音楽を部屋に響かせていた。詩人の作る曲は、音も生活に溶け込むから心地良い。歌詞を書けば詩人というわけではないと思うけれど、一言でも詩人にはなれるわけで、じゃあ詩人ってどうすればなれるのだろう。それで食べていけるとか、応援してくれる人がいるとか、そういうことでもない気がして、これも生き様なのかもしれない。じゃあ果たして生き様って何なんだ。

明日になれば青い月だ。薄い靄のような雲が街を覆う季節になる。一瞬で大きく変わるなんて出来ないけれど、変わっていくのは一瞬だと知っている。失いかけた習慣をまた取り戻して、続けていける才能を育てたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?