夜は泣かないようにあのアイスを食べるのさ。

そして昨夜も映画を見た。ずっと気になっていたけれど、泣かせようとしてくる感じがして見ていなかった映画を流してみた。奇跡に頼ったただの感動じゃなかったから見やすかった。

今日は昼前に起きた。食事をしてギターを弾いて、音楽を聴いていた。新しいドラマを見始めた。これも想像より難しくなくて見やすかった。ただ、想像よりずっと感動させてくるから急に感情を振られる。

悪人にも見えない部分があって、隠れた過去があって、それぞれの考えもあるから難しい。みんなが優しければ平和になるのにと思うけれど、みんなの優しさは人それぞれだからできない。難しいって分かっているんだけど、できそうだから望んでしまうんだ。

いつだって弱者が肩身の狭い思いをして、そんなもの幻想だと思っている人たちが分かったふりして労う。馬鹿みたいだよな。自分も知らないことだらけだけど、少しは分かる。感じることができる。

寂しさを知らない人って本当にいるんだ。やっと気付いた。誰もいないとか愛情をもらえないとかそんな大きなことでなくても、もっと身近に、生活の中にある寂しさを感じられない人はいる。だから可哀想としか思えなくて、いつだって他人事なんだ。

自分はみんながあの寂しさを知っていると思っていたけれど、そんなことなかった。自分が知っていると思い込んだ全ての寂しさはまだ全てじゃないだろうし、もっと大きな空虚を抱えた人だっているだろう。寂しさや悲しさを比べるのは野暮だけれど、少しも分かり合えないと浅ましく見えてしまうよ。その延長に嘲りがあるとしたらやっぱり平和なんて言葉だけの幻なのかもしれない。

気付いたら着替えていて、シャツの長い裾をズボンに入れるか入れないか迷っていたら夕方になった。日が落ちていた。眩しくなっていたからやっぱり外に出るのはやめた。

ドラマを見ていたら日が暮れた。もう服は部屋着に着替えたのにまた外に出たくなった。また着替えるか、風呂に入って早く寝るかどうしようか。このまま真っ暗になれば行く気も失せるだろうと思っていたのに、暗くなってもまだ迷っている。

俊敏になりたがっているのかもしれない。それを求めているなら従ってやりたい。明日になるかもしれないけど、たまには衝動のまま動いてみようと思う。

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