世界は今日も悪くなってるの。

もう朝に起きられない。暑すぎる。眩しすぎる。昼が過ぎて、ラジオを聞いて夕方になった。

もう答えも予想できるようになってきた。知らなかったことを知り、わずかに増えた知識が繋がっていくのが嬉しい。でもまだまだ一部でしかない。自分で同じ思考回路を構築できるほどの知識とアイデアが欲しい。

全ては真似から始まるんだ。好きなものには貪欲でありたいし、惹かれるものには素直に従いたい。その中でまた新たな発見があって、新たな好みに気付けるならそんなに豊かなことはないだろう。

使い終わった皿を洗う時、水が温かった。煮えている。世界がおかしくなっている。

決まらない予定と送らない返事、孤独を気取っていじけて拗ねるなんて馬鹿みたいだよな。

何が良くて何が悪いのか、それが誰かになるときも、正しさはどこにもないように思えてならない。もっと言えば、過ちは自分の中にだけあるようにしか思えない。

それで今日も行こうと思っていた店は閉店時間を迎えた。目的を失った夜にぶら下がって、どうしようか考えている。