信じなければ嘘になる気がしたのに。
知ってしまったら知らないには戻れない。知っている人が古いのだとしたら、古い人が増えていくだけだ。でも生き物は、生き絶え、繁殖するから入れ替わっていく。それなら古い人が増え続けるのはわずかな期間で、長い目で見れば新しい人が増えていくんだろう。
感情が動くから、と空に吐いて、感情そのものが動いて変わっていくのか、その感情のところに行くもしくはその感情がやってくるのか、どっちなんだろうと思った。口に出して、改めて疑問に気づき、考える。
長いキーボードの中で操作できる範囲を動かすのか、小さいキーボードの音域を変えるのか、みたいなイメージが浮かんだ。それか短音ずつ選ぶのかもしれない。
ひとりでこんな遊びをずっとしている。重箱の隅を突くように、揚げ足を取るように言葉を弄り続けている。
昨日、夕方に眠ってから夜に起きて、うとうとしながら朝になって今日だ。ぼんやりしたまま昼前になって、映画を見た。悪人がどうにか誤魔化して逃げ回る前半だった。
そういえば昨夜、夜中に起きてから買い物に行ったんだ。買って店を出ると、警察に連れられて歩く人がいて、ちょうど駐輪場で鉢合わせた。夜に出歩くなとか煙草がどうとか、諭す言葉と反発する言葉がせめぎ合っていた。
この小さな街でどれだけバイクを鳴らしたって隣の街には聞こえない。彼らはその程度の主張にいろんなものをかけているんだ。くだらないと思いながら、自分にはできないそういう暮らしをほんの少し羨ましがった。
今日は昼からほとんどギターを弾いて過ごした。あとは音楽を聞いて、眠気と馴れ合っていた。
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