誰かに急かされて焦る、そんな気持ちもゆっくり暮れて。

今日は起きたら昼だった。昨日早めに寝たから半日は寝ていた。

起きても特にすることがないからギターを弾いていた。ご飯を食べて、夕方になったけどやっぱりすることがないから、芸人の配信をぼんやり見ていた。

自分が生まれる前の漫画やアニメを懐かしいと話していた。

同じ時代に同じ年で生きてみたかった。変な人がたくさんいる時代に変な流され方をしてみたかった。

どうしようもないことばかり起きて、同じ服ばかり着て、それでも笑いながら生きてるのが格好いい。人のことなんて気にしないし、なんなら自分のことさえ気にしていない。そんな風に過ごせたら楽しいだろう。

金がないのに飲みに行って、時間だけを持て余す生活を自分もしてみようかな。用もなく友達に会いたい。会うことが理由になる友達を増やせば怖いことなんてなくなりそうだ。

今夜、好きなミュージシャンの新譜がラジオで流れる。最近疎遠になっている友人に、一緒に聴こうと誘うか迷っている。

仲良くしなくても別にいいよな。いつも近くにいる人を大切にするだけなんだけど、自分だって気持ちの浮き沈みがあるからなかなか難しい。平坦な気持ちもそれはそれで退屈で、日が過ぎないかもしれない。

思い出話ばかりの会話をただ聞いて、淡々と進む異常な生活をただ読んで、ありえないことだらけの物語をただ観て、それだけで毎日が終わる。凄く満足だけど、自分の駄目さ加減に悲しくなる。

誰かに囃し立てられて焦っているみたいだ。自分の頭の中にしかいない誰かに急かされて、理由も分からず息が詰まる。同じところをぐるぐる回って立てなくなるなんて馬鹿だな。

寒いから風呂に入って、温かいご飯を食べる。別にそれだけでいいのにな。

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