惹きつける様ってどんなだろうね。

着信音で目が覚めたら正午だった。早起きの決意はどうなったんだよ、と苛立つ気持ちを捉えながら起きた。

寝る前に書いた詩が残っていた。ほとんど眠っている意識で難しい言葉を引き出して、黒々した詩だった。

食事をして、あとは音楽に費やしたと言い切ってしまえればいいけれど、隙間があまりに多くて怠惰だった。無駄にしか見えない時間や知識がいつか活きるなら、今日は偉大な日になるだろう。

正しさは振り返ってからしか判断しようがない。正しくありたいというのは、正しかったと言えるように選びたいし過ごしたいということだ。読み漁って聞き込んで、やっとそれに気づけた。

当たり前のことも小さいことも自分は自分で気づきたい。文字や言葉は資料でいい。名言なんて一言で伝わることは所詮その程度だ。時間はかかるけれど、その向こうに隠れた厚みの中に飛び込んで自分で感じたいんだ。

もう日は暮れる。でも晴れているから散歩にでも行こうかと思っている。

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