起きたらまた夕方で、絶望。

いとしき先生だね、まるで。毎日毎日愛を望んでも結局苦しくなって眠れなくて絶望するんだろうな。

本当は絶望なんて酷いものじゃなくて、ただ気持ちがそう言えって言うから、そう書いたんだ。

絶望って底みたいな感覚だけど、こうも毎日底を見ているのにそこのことを全く知らない気がする。

ただ広い面だけを眺めて浸って満足している。これじゃあ底を見ている自分に酔っているみたいじゃないか。

本当に絶望したいのならもっと隅々まで見て知ってからすればいい。

もっと夜まで眠って、もっと夜を夢の中で過ごして、もっと夜を暗くすればいい。

優しいラジオの楽しい声も知らないと思えるほどに苦しめばいいと思うよ。

昨日の感動も、あの日の勇気も全部忘れるくらいに愛を求めればいいんだ。

そしていつか本当の絶望を知ればいい。

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