進んでいない日々を棚に上げて。

昨日は疲れ果てて帰宅して、ゴミ捨てをした。そのついでに散歩をしたけれど夜眠くなくて起きていた。

食べなくてもいいのにご飯を食べて、飲まなくてもいいのにお酒を飲んだ。それからのことはよく覚えていない。

夜中に寝て、昼前に起きた。文章を読んで、食事をして、ついでに料理をした。

進んでいない日々を棚に上げて、考えないという意識もせずに考えない時間を過ごしている。得体の知れない存在に怯えて逃げているような気持ちが常にあって、目を合わせないように静かに側を通っているみたいだ。

裏道に隠れて、いないことにも気づかせないように負けから距離を置いてきた。そんな人間に正面から挑む技量も、新しい道を探す勇気もあるはずがない。全ての間をすり抜けるしかないんだ。

そう思いながら何ができるわけじゃないから、正攻法でご飯を作って誰もがするように時間を溶かした。夕方になって、雨が降り出したみたいだ。見てもないし感じてもない。

明日晴れたら外に出ようと思う。

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