君だけは信じてるとか言えてしまえる盲目さ。
今日は友人と会って良い時間を過ごした。
あまりにも楽しいからちょっと疑いたくなった。でも疑いようがなくて正直だった。
盲目的に信じるのは危ないかもしれないけれど、騙されても良いと思えるくらいの信頼を向けていると気づいた。
自分が見ている先がはっきりとした。この時間はいつだって、それを鮮明に見る機会だ。そこにいるから嫌でも見えるし、そこに行ってるから嫌なわけがない。
自分の段階とか現状とかそういうのも大切なのかもしれないけれど、そういうのは抜きにして行きたい場所だけ見ていれば良いと思えた。正しくなくても、そこだけを見ていたい。落ちるとしても、頂上だけ見ていれば怖さよりも先に終わる。そのくらいの勢いと覚悟で過ごしたいし、そのくらいも出来ない甘さと怠惰なんて捨ててしまいたい。
こんなに多くの人に好かれてみたい。こんなに多くの人に求められてみたい。こんなに多くの人を味方に付けたい。
でも嫌な人だっているだろうな。それでも好きとか言えない人だっているだろうな。それでもやっぱり許せるとか言ってしまえるんだろうか。
言葉にならないから言葉になんてしない。逆らうし、歯向かう。全てその人が正しくなるよりもお互いに正直であり続ける方が優しい。
恋人みたいだって言う理由が少し分かった気がした。嫌われたくないとか思う時期は去って、なるだけ嘘のない関係を求めている。無理をしないように、自然体でいられるように、心を配り均し続ける。
好きでい続けるより、嫌いにならない配慮をするし、刺激を与えるよりも飽き飽きしない努力をする。
たまに離れてもいつもいちばん近い、故郷みたいな距離感でいたい。
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