よく知ったこの街にもうすぐ雨が降る。

今日も何もしてないな。起きて、ぼんやりして食事をした、それだけだ。

もう暗くなったけれど外に出ようか迷っている。

誰も頼れないなら自分でやってみようかなという気持ちになった。何度も思ったはずなのに初めて思いついたような感覚だった。当たり前以外のなにものでもない気持ちを抱いて、そこから何ができるだろう。

自らを追い込むためにひとりになりますと手放した彼のようになりたい。とても広い視野と、限りなく点に近い主観を待ち合わせてみたい。その間はいらない。研ぐというのはその間を削っていくことだと思う。

生活も研いでいけたら時間が有り余るだろうか。鋭くなった先で自分は何を書きたいんだろう。今は頭よりもっと体を動かしたほうがいいような気がした。

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