意味のないことに、どうしてこうも惹かれるんだろう。
書きたいんだけど書けなくて、そのまま夜更かししても書ける気がしなかったから布団に入ることにした。とりあえず忘れて、明日起きて考えることにした。
書くことも書きたいことも本当は何もない。日記みたいに何かしていたいだけなんだ。意味なんてなくて、ただ文章だけで面白いものが書けたらどれだけいいだろう。展開も結末も雑でいいし、淡白でいいけれど、それでも最後まで面白いものを書きたい。誰も成長しないし、読んでも学びがない。知っていても知らなくてもいい単語を数個知るくらいでいい。
今日は午前中に起きたけれど、昼前までだらっとしていた。昼ごろ起きて、月曜日みたいだと思った。
動画を見ながらパンをいつもより多く食べて、夕方より早くに買い物へ行った。夕方になると子供達が多いからと早めに出たけれど、もう下校時間だった。やけに早い。
必要なものを買って、久しぶりに古本屋に寄った。欲しい本はなかったからすぐに出た。
帰り道も子供ばかりいた。道路いっぱいに広がって、まるで前なんて見えないみたいに見ていない。そんなに今に没頭できるなんて羨ましいな。
この季節はたんぽぽをよく見る。咲けば花は鮮やかで、綿毛になれば散っていける。可愛らしい見た目で気づかないけれど、刹那的で激しい。または激しく刹那的だ。
錆びても使い続けている弦を変えてあげたくなった。申し訳ない気持ちになった。指先が鉄の匂いになっても、洗えば忘れてしまうくらいの錆びだと舐めていた。
本体だって乾いた淡白な音じゃなくて、煌びやかな音だって出せると実感したいだろう。
帰宅して、目が渇いているようだった。眩しすぎる太陽のせいだ。見えても見えなくても人間は文句を言う。申し訳ない気持ちになった。
明日は用があるから、今夜は早めに寝たい。
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