説明ができないことでも起きないと変えられないんだって。

言いたいのに言いたくないから口籠もってしまって、何か他に喋ることがないか探してしまう。

電話がかかってきて突然だったから大変なことが起きたかと思ったけれど、何気なくて安心した。何気ないことを話せるのはとても良いことだ。精神にとって案外大切だ。

昨夜も本を読んでいたら眠れなくなったから眠くなるまで読み続けていた。夜中に寝た。そして昼に起きてから、連絡を返す。

夕方になりかけたころ、自転車に乗って買い物へ行った。下校中の小学生を掻い潜って進む。学年問わずみんな赤い帽子だった。

それから店を回る。愛想の悪い店員と愛想の良い店員、対比してしまう対応だった。会計さえしてくれれば愛想なんていらないんだけど、あるならあるほうが気持ちがいい。

でも働く方の意見ではそんなこと気にしないでいてほしい。自分がそんなことで思い詰まりたくないから、彼らも気軽にいてほしい。

今日は音楽を聴いていた。同じ曲を繰り返しているけれどなかなか耳に馴染まない。立体感がないんだ。それは音ではなくて詩の話で、最後の1行で事足りるのにどうしてこんなに言葉を繋いでいるんだろうと思っている。自分ならなんて書くだろうと考えるけれど結局浮かばないから彼の方が力があるのかもしれない。

それから冒頭の電話をして、電話でなら話せたかもしれないと少し後悔していることがある。自分のことなんだから何も気にしなくていいはずなのに、心配と干渉が入り乱れた言葉が返ってくることを鬱陶しく思って言えなかった。

部屋が暗くなって、画面が明るく感じる。光が目に刺さる。縁がぼやけて浮いているみたいだ。

明日のためにやるべきことがまだできていない。どこでそんなに時間を無駄にしたのか分からない。暗くなるのが早くなっただけなのかもしれない。まだ夜にできるんだから早くやってしまえばいいんだと言い聞かせる。

今日を終わらせるためにやりたいこともまだある。やらなきゃよりもやりたいを優先させたい。それはどこに行き着きたいか、においても言えることで、行かなきゃよりも行きたいを大切にしたい。だからやるべきことは必ずしもやりたくないわけじゃないんだ。

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