どうせ死ぬんだし、好きなことだけやっていたい。

馬鹿みたいなタイトルを付けてしまった。今の気持ち純度100%だけど、それゆえにありふれていてつまらない。今日を読み返した時に、この静かな興奮を思い出せればいい。

数日前、突拍子もなく始めたことが思いがけず上手くいっている。実際に始めるまでが難しいんだって分かってるけど、初動が順調だとやっぱり嬉しい。

やりたいことが、ずっとやりたかったことがやっとできるかもしれない。一歩踏み出せば進み出すなんて当たり前なのに気付かなかった。何も動かない可能性だってあったし、これから何もなかったかのように急に止まってしまう可能性だってある。

それはそのときの自分にどうにかしてもらおう。今じゃなかったんだと割り切ろう。

今日は朝日を感じるまで起きていた。それからもう朝だからと起きて食事を摂った。朝から夜みたいに食べた。

昼に寝て、夕方起きた。進んでいたことと進められない計画と、聞き慣れた音楽とパンを食べた。

雨が降りそうな雲だ。微かに暗い。散歩にでも行くべきなんだろうけれど、日が暮れそうだから渋っている。

連絡は途絶えず来て、否定と肯定を繰り返している。信頼なんて自分を誤魔化していかないと成り立たない。わずかに嗅ぎ取れる不信感が許容出来なくなれば早いうちに手を切るし、継続するのなんてもっと難しい。

だから生き急ぐように拍手を交わす。手のひらを握り合う。相手のつまらなさを感じたらすぐに離す手を意識しながら繋がっている。

もうすぐ暮れる空を見て、窓の向こうの風を感じる。風なんて吹いてないのかもしれない。扇風機の風と外気の風の違いなんて分からないから、別にどっちだって構わないや。

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