先のことは見えないから、とりあえず一回だけ、みたいな。

今日は昼前に起きた。ギターを弾いていた。昨夜は小説を読んで、音楽に浸っていた。集中していたからあまり覚えていない。

別のことを考えたくないからそれだけで頭を埋め尽くしているような気がした。

小説は主人公が撃たれた。主人公は最後まで生きているなんて常識はいつからか消えた。読書は俯瞰で彼らを見る行為なのだから注目する人が変わるのは当たり前だ。

小さい頃から見たり聞いたりする物語の多くは最後まで主人公は生きていた。だからそういうものだと思い込んでいた。それなら主人公が変わっていく話を受け入れたのはどんな話からだろう。もう思い出せない。もしかしたらそのきっかけは映画かもしれない。

次の章では、これまで脇役だった人の目線で話が進んでいく。前の章の視点だけでは見えなかった事実や関係が見えてくるだろう。一緒に謎解きをしている気分になった。

自分が面白くて堪らないことも、人はそう感じないかもしれないし、分かり合えると過信するのはお互い離れてしまう原因になり得るんだ。分かり合えないのなんて当たり前で、大切なものは自分で磨き続けなければならない。

最近部屋が乾燥している。目に見えないから違うかもしれないけれど、そんな気がする。ちょっと不快だ。でもまだ耐えられるし、気に留めないこともできる。

今夜は予定がある。人と会う。何を着ようか迷っている。夜は寒いだろうか。着込み過ぎても脱いだら荷物になるし、薄着で寒くて震えながら帰るのは嫌だ。

時間に余裕があれば少し寄り道をして行こう。

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