忘れるもの、忘れたくないもの、一列に並べて全部愛してるって言いたいよ。

起きたら夕方だった。まただ。徐々にこのゆがみを元に戻すなんてできるのだろうか。やるなら一気にやる方が早そうな気がする。それが少々強引でも荒療治ってことで治らないかな。

そうやってなおしたいことがたくさんある。修理も治療もやり尽くさないと正しさに近づけない。善悪と同様に正誤にも正解はないのかもしれないけれど、自分の中にある正しさに近づきたいし、常に正しくありたいのだ。それが誠実さだと思っている。自分は誠実な人が好きだから自分のことも好きになりたいのだ。

そのくせ自ら直そうともせず音楽ばかりに浸って外に出る気も逃した。写真を撮りに行きたい。カメラを使いたい。

しばらく離れるとすっかり忘れてしまうから離れないのが大切だって頭では分かっているのに、なかなかできない。人だって物だって同じで、なかなかできない。だからこそ頻繁に思い出す相手は大切だと分かる。大切ならちゃんと大切にしないといけないね、と諭して今日も人と文字のやり取りをした。

日は暮れたけれど、やりたいことにはまだひとつも手を付けていない。明日明後日の雨の予定は過ぎ去って、そのまま降らないでくれと願う。でも暑くもならないでくれとわがままを重ねた。

早く風呂に入って眠くもないのに全てを放棄して眠りたい。翌朝、とんでもなく早くに目が覚めてまどろみながら起床したい。

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