🟠ソムリエの視点【B-007】~Museumソムリエ★インターン集中講義(2)
🟧Museumソムリエ⭐インターン集中講義
【第2回】ソムリエの視点
🟡ソムリエの視点
Museumソムリエの高山です。
なぜ、ミュージアムでソムリエなのか?
その理由は、
「ミュージアムにおける新たな視界」にアプローチする上で、「ソムリエ」的な視点がどうしても必要
だったからです。
「ソムリエ」的な視点とは、
運営サイドに立ちながら、利用サイドからみているという特別な視点です。
これは、
次回お話しする「利用論」の視点と共通するものです。
下の図「ソムリエのポジション」を使って説明します。
右上に🟡利用者、左下に🌑運営者。
その中間、2つの領域の接点に🟤ソムリエが位置しています。
ソムリエのいるレストランの場合、
🌑運営者のポジションには「料理人」
🟡利用者のポジションには「お客様」
がいます。
2つの領域の接点が、レストランの客席ということになります。
料理人は、
「食材」の組み合わせで「料理」をつくり、その「料理」を組み合わせた「コース料理」を提供する
と考えると、
最後に「ワイン」の組み合わせを残しています。
これは、
コース料理として、選べるワインの種類の数だけバリエーションがあることを意味していると同時に、
利用者である「お客様」がワインを選び、コース料理の組み合わせを完成させていることを意味します。
そして、ワインを選ぶには、
A:料理に関する「情報」
B:料理とワインの相性などの関係「情報」
C:ワイン自体に関する「情報」
D:食事をする人の嗜好や体調
などを知っていなければなりません。
さて、
「ワインを選ぶ」お客様を、ソムリエはどのようにしてサポートするのでしょうか?
そうです、
この時の視点が「ソムリエの視点」です。
いまは、なんとなくわかっていただくだけで大丈夫です。
それでは、ミュージアムの場合の構造を、
下の図「展示空間のポジション」で示します。
ミュージアムにおいて、
🟡利用者と🌑運営者、この2つの領域の接点にあるのは🟤展示空間だと言えます。
空間として捉えると「展示空間」ですが、
ヒトとして捉えらば「Museumソムリエ」ということになります。
次回、「運営論」と「利用論」につづきます。
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