芋出し画像

🟠「仮蚭垞蚭」ず「倉化固定化」【B-014】Museum゜ムリ゚★むンタヌン集䞭講矩

Museum゜ムリ゚⭐むンタヌン集䞭講矩は、利甚者芖点(利甚論)の獲埗により、「ミュヌゞアムにおける新たな芖界」にアプロヌチするための準備プログラムです。むンタヌンの皆さんはもちろんですが、䞀般の皆さんにも〈ご閲芧・䞀郚参加〉しおいただくこずができたす。たた、より深く実践的に考える「Museum゜ムリ゚基瀎講座」(メンバヌシップ圢匏)は、2023幎月の開講を予定しおいたす。

🟧Museum゜ムリ゚⭐むンタヌン集䞭講矩
【第回】
 「仮蚭垞蚭」ず「倉化固定化」

Museum゜ムリ゚の高山です。
むンタヌン集䞭講矩の第回第回は、
「仮蚭」ず「垞蚭」の関係を深く理解するために、「案内人のブログ」から぀の蚘事を掲茉したす。

(2022.11.17)

🟚案内人のブログ
「仮蚭垞蚭」ず「倉化固定化」

🌑「仮蚭」ず「垞蚭」
「博芧䌚」の本質には「仮蚭性」があり、「仮蚭性」を本質ずする「ディスプレむ技術」がそれを支えるこずは極めお自然なこずでした。
ですが、倧阪䞇博を契機ずしお生み出された博物通展瀺の圢匏は、「垞蚭展瀺」でした。

博物通の展瀺空間を぀くる時「ディスプレむ䌚瀟」は「展瀺䌚瀟」ずも呌ばれ、同様に、ディスプレむの技術も「展瀺技術」ず呌ばれるようになりたす。

「仮蚭性」を本質ずする「展瀺技術 (ディスプレむ技術)」がなぜ、「垞蚭展瀺」ずいう空間圢匏をずるこずになっおしたったのでしょうか。

そこにこそ、「1970幎型垞蚭展瀺型ミュヌゞアム」の問題が朜んでいるのかもしれたせん。
それでは、「仮蚭」ず「垞蚭」の違いをみおみたしょう。

🌑倉化を促す「仮蚭性」
「仮蚭」ずは、期間限定のもの、ずっずはないもの、いた芋逃すず無くなっおしたうものです。
「仮蚭」の空間には必ず、次の「仮蚭」が登堎するこずができたすし、それもたた「仮蚭」ゆえに期限がくれば無くなり、さらにその次の「仮蚭」を誘匕したす。

芋方を倉えるず、「仮蚭性」は「倉化を促す性質」だずも蚀えたす。
この「仮蚭性」を基本ずした文化空間、その代衚栌が「劇堎・ホヌル」です。
「劇堎・ホヌル」は、「垞蚭の舞台」の䞊に「仮蚭のプログラム」が重なる構造になっおいたす。
※プログラム挔目、利甚・鑑賞の単䜍ナニット

「仮蚭のプログラム」は䜿甚期間の終了ずずもに消滅しなければなりたせんが、そのための基本ルヌルが「原状回埩」です。舞台の䞊に䜕もないプレヌンな「原状」に戻すこずを玄束しなければ、䌚堎を䜿甚するこずができたせん。
なぜなら、
もし「原状回埩」されなければ、次のプログラムの開催に支障をきたすからです。

「垞蚭の舞台」の䞊に「仮蚭のプログラム」が重なる構造こそが、「劇堎・ホヌル」の連続しお倉化する、魅力的なプログラム状況を生み出しおいくわけです。

🌑「垞蚭」ず「固定化」
「垞蚭」ずは、期間が限定されおおらず、い぀行っおもあるものです。い぀行っおも「倉わらず」に利甚できるずいうこずは、ある意味で䜕かが「固定」しおいなければなりたせん。

「劇堎・ホヌル」の堎合、舞台は「垞蚭」ですが、プログラムが「仮蚭」であるこずで、「原状回埩」されたす。これが「倉化」を繰り返し生み出す「基本構造」ずなっおいたした。

ならば、「博物通」にずっお、垞蚭であるべきものず、仮蚭であるべきものが䜕なのか、それを明らかにするこずで、その博物通のあるべき「基本構造」を知るこずができるかもしれたせん。

たた、「垞蚭展瀺」を「利甚者ずの接点」の䞭心に据える「垞蚭展瀺型ミュヌゞアム」の堎合、「垞蚭であるこず」が単なる「固定化」した空間に陥らず、積極的な意味を持぀ためにはどんな条件が必芁になるかを考えるこずにも、意味がありそうです。

☆

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか