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マレーシア駐妻生活1年で変わったこと②

①の続きです。

6. 日本がより好きになった

マレーシアに来てから、日本ってこんなに素晴らしい国だったんだと改めて気づけました。

当たり前だと思っていた綺麗なトイレ、腐ったものが並んでないスーパー、コスパ抜群の美味しい飲食店、美味しい牛肉や魚、綺麗に舗装された道路、丁寧な接客、時間に正確な公共交通機関、美味しいお菓子、清潔で安い温泉、おしゃれで安い服、技術の高い美容院、夜中に外を歩いても身の危険を感じることが少ない治安の良さ、便利なコンビニ等など。

勿論マレーシアの良さにもたくさん気付くことができましたが、日本の当たり前のスペックの高さに益々感謝するように。

美味しいごはんと温泉が好きな私はやっぱり日本が好きだなと痛感しました。

7. 運動を習慣にするようになった

これは主婦になって自由な時間が増えたのもあるのですが、マレーシアに来てから始めたカーディオボクシングにハマってもう半年以上になります。

社会人になってから習慣的に運動することがなくなり、体もなまっていたし、何より運動が楽しいものだという感覚を忘れていました。

ジムで運動している時は正直めちゃくちゃキツイのですが、運動後の達成感と爽快感は病みつきになります。マレーシアに来て当初鬱々とした日々を過ごしていましたが、運動を始めたお陰で心身の元気を取り戻せたと言っても過言ではありません。

運動すると何故かポジティブになれるし、筋肉が付いてきて自信も付きました。今は週に2回ジムに通い、それ以外は自宅で筋トレをしています。今では運動が欠かせないので、日本に帰っても継続するつもりです。

8. 運転に苦手意識が無くなった

今でも大好きではないのですが、日本にいる頃は運転が大の苦手でした。運転する機会もあまり無かったですし、都内や高速など怖くて運転するのが嫌でした。

マレーシアに来てからは否が応でも運転せざるを得なくなり、一時期は修行の様に恐怖心と戦いながら運転していました。

マレーシアは日本よりも運転が荒く下手なドライバーが多く、何度も怖い思いをしたり、中々入れてもらえなくて車線変更出来なかったりしましたが、今では慣れて無理矢理割り込みしたりクラクションを鳴らされても平然としていられるようになりました。

事故は怖いので今でも運転は少し緊張しますが、出来なかったことが出来るようになると自身の成長を感じて嬉しくなります。日本ではまた車に乗る機会も減ってしまうと思いますが、せっかくある程度乗れるようになったからたまに乗って忘れないようにしたいです。

9. 自分の気持ちに素直になれた

やりたいことをやる、嫌なものは嫌という、当たり前の事を日本では結構我慢していたなと思います。社会人として相手を気遣う、察して動く、感情を抑えるみたいな日本文化に悪い意味でどっぷりで、中々本心を表すことが無くなっていたように思います(そして裏で愚痴を言う悪循環)。

仕事上ではそのような振る舞いも求められる場面があり仕方無いとは思いますが、周囲に嫌われるのを恐れ自分の不利益になることに面と向かってNOと言えなくなっていた気がします。

マレーシアに来て、人の目を気にして自分の感情を抑え込んだり過剰に忖度したりするのって、自分にとって良くないし、そんな事しなくても大丈夫なんだなって思えました。誰も自分のことなんてそんなに気にしてないし、迷惑を掛けたら謝ればいいし、迷惑を掛けられたら相手にちゃんと言うとか、察してくれないのが当たり前な環境にいると、自己主張が大切だし自分で動かざるを得ません。

仕事を離れて、仕事では当たり前だけどプライベートまでその考え方引きずらなくてもいいよなとか、一部の日本の常識が非常識なんだとか色々気付くことができて、色々と楽に生きることが出来るようになりました。マレーシアに来てからというよりは、環境が変わったから気付けたのかもしれません。日本の常識に縛られず、視野を広く多角的に物事を見ることが出来るのは海外生活のメリットかなと思います。

10. 自分のことが好きになった

マレーシアに来てから自己肯定感が上がりました。今の自分が結構好き。歳も取ったし若い頃より太ったし少しシミも出てきたし体も疲れやすくなったし、機能的には劣化してるんだけど、なんか私結構いいとこあるじゃんとか、頑張って筋肉付いてきたとことか、人と比べるのが意味がないって気付いてから自己肯定感が高まってきた気がする。

これもマレーシア来たのが直接の要因というより、環境が変わってメンタル的にも揺さぶられる時期があって色々思い悩んだり、そこから抜け出す過程で自信が付いたというか、元々はまだまだ自分は未熟だとか満足出来ないとか無駄に向上心が高くて自分で自分をあまり評価できてなかったことも大きかったかも。歳をとったせいもあるのかな。前よりも自分を認められるようになった気がする。

日本にいた時に比べてかなり幸福感は上がった気がする。マレーシアのお陰というよりは、環境や立場の変化が大きかったかな。来たばかりの頃は正直大変だったし苦しかったし、日本にいる人達からは暇でいいねって中々気持を理解してもらえないもどかしさも感じたけど、今は色々消化できた気がする。

でも同時に日本がやっぱり好きだなって痛感したので、日本での暮らしに戻ってもこっちにきて変わったポジティブな面を持ち続けられるようにしたい。

自分の仕事を中断し、経験や収入を捨ててまで海外赴任に帯同してくるのは簡単では無かったけど、私の場合は着いてきて良かったなと今は思えるようになりました。環境って自分じゃ中々変えられなかったりするし、帯同することが必ずしも全員にとってハッピーな結果にもならないけど、色んなことを含めて経験出来て良かったなと思えれば、チャレンジすることは無駄では無いと思います。

ただ、どうしても合わなかったり辛かったりすれば、私みたいに年に数回一時帰国してもいいし、自分だけ先に日本に帰るのもアリだと思います。心を病んだり事故や危険な目にあってまで続ける必要も無いと思う(お子さんがいたりとか各家庭で単身赴任が難しい事情などもあるだろうけど)。絶対に無理したりひとりで抱え込まずに、自分のペースで楽しむことが帯同生活をうまく続けるコツかなと1年暮らしてみて思います。

以上、駐妻生活で私自身が変わったこと10個でした。

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