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「The Third Door 精神的資産の増やし方」 アレックス・バナヤン


“ いつだって、そこにある「成功への抜け道」
何者でもない自分の、何者かになる物語 ”

こんにちは💪
今回は「The Third Door 精神的資産の増やし方」について。同世代の方には絶対読んでほしい。


令和に入ってからkindleで読んでいて実物は買わなくなったのですが、ふらっと本屋に行き目に入ったこの本に一目惚れ。その場で買ってしまいました。笑
今回はあらすじとコメント、グッときたフレーズを。つらつらと。

まず、この本の作者アレックス・バナヤンについて簡単に。

現在26歳、カリフォルニア州ロサンゼルス州生まれの作家。
19歳の時大学生にしてシリコンバレーの投資家になり、世界最年少ベンチャーキャピタリストとなる。
フォーブス誌「30歳未満の最も優れた30人」として紹介され、キーノートスピーカーとして各地で講演を行う。また、Apple, Google, NIKE, IBM, Disneyなどの著名企業でも講演を行なっている。
大学1年生の期末試験前日、アメリカの有名なTV番組「プライス・イズ・ライト」に出場し優勝、豪華ヨットを獲得。それを売って得たお金を元手に世界屈指の成功者たちから「自分らしい人生のはじめ方」を学ぼうと旅に出る。

その旅での経験が本作に繋がっているのですが、
この人すごすぎてなんだかよくわからん!!!笑
推測力、行動力の鬼、なにも知らないからこそ行動できたらしい。

◾️あらすじ

当時大学生だった作者は医者を目指し勉強に明け暮れていた。しかし、「僕は本当は何に興味があるのだろう」「どう生きたいんだ?」と考えるうちに勉強が手につかなってしまった。体内のバッテリーが切れたまま図書館に行き、自分に火をつけてくれる成功者の本を探したが見つからなかった。そこで「誰も書いていないなら、自分で書けばいい」と思いついた。世界の成功者たちと会い、彼らがどうやって最初の1歩を踏み出したのかを尋ね、悩める同世代の人たちに勇気を与える本を書くという「ミッションの旅」に出る。
その中でスピルバーグ、チールー、シュガーレイ、エリオット・ビズノー、ビルゲイツ、トニーシェイ、ウォーレンバフェット、レディガガなど次々と会っていく。
運もたぐり寄せ、たくさんの人に助けてもらいながら、失敗やミッションの否定、批判を乗り越え「ミッションの旅」を突き進んでいく。

◾️感想

勇気を貰え、可能性に挑戦したくなる。
インタビューした著名人のストーリーも素晴らしいが、バナヤンの考え、行動の変化にすごく勇気をもらった気がします。

行動力が全て、やらぬ後悔よりやる後悔。
スピルバーグに会うために資金調達イベントに潜り込んだり、インタビューしたい人たちに何通もメールを送ったり、有名CEOに「何日間か密着させてくれ」と頼んだり、行動力がすごい、、、そして、10回断られても諦めない。絶対に諦めない。
バナヤンは、「なにも知らないからこそ、できることがある」と言う。

逆境に打ち勝ち夢を叶える人たちのストーリーに心を打たれる。
チー・ルー
:ヤフーショッピングの生みの親、マイクロソフトのオンラインサービスプレジデント。中国郊外の電気、水道もない村で育つ。27歳時の最高月収はたった7ドルで大学受験するお金もなかったが、人の助けによりアメリカの大学受験のチャンスをもらい、無事入学。大学卒業後ヤフーメンバーに誘われ、入社。そこから大成功を収めていった。
1日4時間睡眠、18時間働き、誰よりも夢に向かって時間を使った。

シュガーレイ:ウェルター級ボクシングチャンピオン。貧しい家庭に育ち、クリスマスプレゼントはリンゴとオレンジだけ。父親の影響で7歳でボクシングを始めるが、負けるのが嫌で1度辞める。6年後もう一度挑戦するも毎回KO負け。しかし今回は続けようと思い、背が低く経験もなかったので強みを作ろうと考え、スクールバスに乗らず毎日追いかけた。「経験はなかった。だが、勇気と克己心があった」と彼は言う。

◾️グッときたフレーズ

スピルバーグゲーム
①ツアーバスから飛び降りる
②インサイドマンを見つける
③その人に中に入れてもらえるように頼む

スピルバーグのキャリアのスタートは、ユニバーサルスタジオハリウッドのツアーバスでの観光途中に飛び降り、建物を散策中にチャックシルヴァースに出会った時らしい。スピルバーグの「監督になりたい」という熱意に負けたチャックが、スピルバーグに3日間のスタジオフリーパスを与え、ハリウッドスターやプロデューサーと近づけるようにした。その結果スピルバーグの作品がプロデューサーの目に留まりハリウッド史上最年少での映画監督が誕生する。
チャック=インサイドマン(内部関係者で組織の中に関わらせてくれる人)を得たことが勝機。
これはなにごとにも応用できそう!

・スティーブ・ジョブズ
「未来に向かって点と点を繋げていくことはできない。できるのは、振り返って繋げることだけだ。だから僕らは信じるしかない。今していることが、いつか何らかの形で繋がっていくんだと。」

・エリオット・ビズノー
「実力以上の仕事を引き受けろ、やり方は後で学べばいい」

・チー・ルー
「幸運は突然現れるものではなく、バスみたいなものだ。1台逃しても必ず次が来る。でも準備しておかなければ、乗ることはできない。」

・ディーン・ケーメン
「アメリカ大陸横断に初めて成功したルイスとクラークの名前は誰もが知るところとなった。でも地図を見ながら2番目に旅をした人の名前なんて誰も覚えていない。先駆者になりたいなら、彼らみたいに、失敗して凍傷になる覚悟を決めて自分でやるしかないんだ。そういう覚悟がないならやらなきゃいいってだけの話だ。」
「本当にビッグなことをやりたいなら、思ったより時間も費用もかかる。失敗だらけで傷ついて恥を書くことになるし、イライラだって募る。それは覚悟するしかない。その覚悟があるなら、ひたすらぬかるみを歩んでいけばいい。」

・ピットブル
「人生はいつでも見習いでいろってことだ。最高のCEOは、見習いから始めたやつばかりだ。見習いからCEOに登り詰めれば、誰もそいつに文句は言えない。そして、そいつの言葉はみんなを鼓舞するんだ。」

◾️最後に

この1冊を通して、バナヤンや成功者たちの考え、姿勢に共通点を見つけました。それは、学びに貪欲なことです。どこまで成長してもメンターを見つけ学び、成長し続ける。僕もまだまだ教えを乞い続けたいと思います!


「王のムサファのように居続けるには、同時に、シンバのように成長し続ける必要がある」

以上!


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