2022.08.15 ビエラ、ブルガリアから戻る
深夜、ブルガリアから超長距離バスで帰って来るビエラを迎えに。
会うなり、24時間の予定が36時間もかかってしまったよ!と時間の単位がおかしいことになってる。
ふと、ビエラと一緒にいた女性と目が合った。
彼女とはバスで知り合ったそうで、ウクライナからドイツに避難してる最中で、これから中央駅まで彼女を見送ることになってるんだと話しながらサクッとUberを手配するビエラ。
なんかロシア語で話してる時のビエラが物凄く頼もしい。
ブルガリアからの道中、バスで二人が話をしてると周りの席のおじさん連中に、
「ウクライナとロシアは戦争してるのにウクライナ人とロシア人が仲良くしてるなんておかしいな」
と、周囲から笑いが起こったことに心底驚いて悲しくなったそうだ。
僕は、ロシア人てだけで嫌われてるかもしれないという恐怖心を蹴散らして、ウクライナの人達と交流を図ってサポートしてるビエラは度胸あるなあと思う。
彼女の夫は徴兵の為、ウクライナから出る事が難しく、ドイツで避難生活してる息子達とも会うことが出来ない上に、息子達がウクライナに戻ると、今度は彼らも徴兵されてしまうので帰国することも出来ないことを後で知った。
笑ってたおじさん達も別に悪気があった訳じゃないだろうと思う、デリカシーと想像力は全然ないけど。
戦争を身近に感じて初めて気付くこともある。
彼女は初めてのベルリンに興奮してる様子で、まだ電車まで時間があるからと、パン屋でお茶をご馳走になって一緒に駅の中を歩いた。
いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!