2023.11.11 チェコで家族になる
格安長距離バスでチェコのプラハにやってきた。
ベルリンからプラハまで約4時間の間、ピーナツ食べながら窓から見える風景を眺めてたら一瞬で着いた。
駅に着いて、まず向かった先はビエラの両親の家。
今回、ちょっと息抜きがてら遊びにおいでと誘ってくれたのも二人で、心のどこかではビエラともうパートナーでもない僕が図々しく行ってもいいのか?って気持ちがあったのだけど (小心者)、 家に着くと、そこには置き手紙と僕の好きな手料理が準備されてて、小さな不安は一瞬で消えてしまった。
二人が仕事から帰るまでまだ少し時間があったので、久しぶりのプラハの町を当てもなくブラブラ歩きながら、聞こえてくる言葉や目にする文字、人、町並み全てがキラッキラに輝いて見える。
ドッベルディーン、ディクーユ、チェコ語の挨拶が聞こえてくると、ああ、そうだそうだと真似て使ってみる。
途中、小さくて可愛い花屋があったのでママの好きなバラの花束を作ってもらって家に帰った。
夜になって仕事から帰ったパパ、ママと、ガン治療やビエラとのこと、もう積もりまくってる話をしてると、人間は歳をとるとね、もう娘と結婚してようが別れてようが、そんな事はあんまり関係なくて、あなたはもう息子の一人なのよ。
みたいなことをサラッと話してて、器の大きさに宇宙を見た。
離婚=家族じゃなくなるなんてのは、僕の中の勝手な妄想だった。
隣にいるパパは相変わらず冗談ばかり言ってるし、涙腺を超えて笑っちゃう。
実の子供でもない、外国人で40代半ばのおっさんにそんな言葉、僕だったら面と向かって言えるだろうか。
だから健康になって、しっかり仕事して、いっぱい遊びなさい。と、実の親からでも中々聞けないだろう言葉を聞きながら、こんな僕を家族に入れてもらえてることに、地球の裏側まで行けちゃうくらい深い愛情を感じる。
また未来でビエラと復縁だってあるかもよ、、あ、やっぱ無理か!笑
とか、子供っぽい笑顔で冗談言ってくるあたりもモーレツ可愛いくて、この関係は何があっても大事にしようと思った。
家族って血でも契約書でもないのね。
一緒に過ごした時間は裏切らない。
来てよかった。
たった今日一日で、残ってるがん細胞が全部消えた。
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いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!