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2024.05.29 地元の友と外国で再会すると

引っ越ししてからというもの、あ!っという間に一日が終わってく日々が続いてる。

本当にお金がなくて、これは本気でやべえ!!って時に、友達からポンと来たバイトの話に乗っかって、エジプトやバングラディシュ、パレスチナの人と一緒に働きだしたり、とても嬉しいことに同じタイミングで、好きなアーティストや、パーティーのオーガナイザーから、写真や動画撮影の依頼を貰う様になってきてて、むちゃんこ上がってる。

最近は日本、コンゴ、南アフリカの人から撮影の話を貰ったんだけど、みんなそれぞれ、撮影するものも、かかる時間も、撮影に対するお金の感覚も見事に違ってて、一回一回、僕の撮影に対する考えやプランを丁寧に説明することが大事なんだなあと実感してる。

もう逸そ、固定で値段を決めようかと思う事もあるのだけど、これだけ人によってオーダーやかかる時間が全く違うと、大体のボーダーはあれど、その都度交渉になる。

これまで病院以外、全く予定というものがなく、元気になることだけに一点集中してた一年を過ごした後に、ちょっと社会に片足を踏み入れた途端、お金のことや、言語、撮影の交渉、色んな人と何かしらある予定なんかについて頭を使う時間が急激に増えた。

今日は何しよっかなー、ほじほじ。みたいな時間がすっかりなくなってしまった。

最近、自分でもわかる程、明らかに独り言も増えてる。笑
でも全然嫌な感じはなく、今は寧ろそれが、今日も外国で生きてる!って気分になって楽しい。

家賃が全然足りねえ!って不安になる夜もあるけど、不安になってもイライラしても何も解決しないことだけは悟れたので、全力で作る方法を考えるしかない。

しかも気持ちよく、楽しく作る方法だ。
心が腐るやり方じゃ、またガーンになっちゃう。




そんな中、地元広島で10,20代の頃、一緒に踊ってたミッカが、今経営してる古着屋の買い付けでベルリンにやって来た。

前回買い付けに来てから約3ヶ月、来るペースはやっ!

30歳の時に旅を始めて、永遠のその日暮らしに舵を切った僕と、日本でダンサーをしながらダンススタジオ、お店の経営を両立してるミッカが、まさか40代で、またこうして外国で一緒に遊ぶようになるとは、人生って時々、双六みたいに過去に出会った誰かと再会するタイミングが待ってる。

古着屋で翻訳機片手に、カタコト英語で買い付けしてる姿や、イタリアで空港泊しながら、お菓子で過ごしたとか笑って話してるミッカを見てると、旅を始めた時の事を思い出す。
一見不便で大変そうだけど、そういう経験を面白いと思えたら、人生の豊かさが2割くらい増す。
未来でふと思い出すのは、そんな少し大変だった体験の方かもしれない。

ミッカが帰国する前日、友達のエキシビジョンを見に行った。

作品を見てから、何か良い刺激を受けたらしく(先日行ったバンクシー展より刺激受けたんだって)、家に帰ってタバコを吹かしながら、日本に帰ってから頑張ろうって気持ちになってると話してて、それだけで今回来た甲斐があるってもんだし、僕も強引にでも一人暮らしを始めてよかったと思った。


今月も引き続き大ピンチは続いてるけど、もう少し引いて、数年単位で見てみると、今とても良い波の時期に来てると感じてる。
少なくとも、ガーンになる前より日本人と特に外国人からの評価が良くて嬉しい。
お前の写真や映像がとても好きだと言われると、身体中の菌類達がうおー!っと立ち上がってる様で、これを自信と呼ぶのね。

次回、ミッカがまた大きなスーツケースを転がしてやって来るのが楽しみだ。







一点だけの作品販売始めました。

ベルリンの信用出来る印刷所でプリント後、サインとナンバーを入れて贈ります。

色んな人の家やお店の壁に写真が飾られて、生活の一部になってもらえると僕も死ぬほど幸せです。
生き返ったけど!
特にXLサイズは、壁が動物で埋まるくらい大きなサイズです。
一点のみの販売なので、是非このタイミングで手に取って貰えると嬉しいです。



Un Avec
広島にあるミッカのお店だよ


Runa Ikeda
むちゃくちゃ良いエネルギーで満ちたエキシビジョンだった。




いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!