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【コラム】伸び悩んでいる時、どうする??#1

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。
今日は日頃から多く質問をいただく、伸び悩んだ時の対処法や考え方をお伝えいたします。

と言っても万能薬ではないですし、人それぞれ程度や考えも違うと思うので、あくまで私自身の対処法をお伝えできればと思います。

伸び悩めるぐらい成長した

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まずはこれです。
そもそもなぜ伸び悩むのかといえば、きっと課題が出来なかったり、自分の中の理想に近づかなかったり、ドラム叩いていてもなんとなく刺激がなかったり。

これらの事象はドラムを始めたての頃にはほとんど起こることはなく、むしろそれなりに経験を積んできたからこそ感じる壁と言ってもいいでしょう。

嘆く前にまずは自身を認める、褒めてあげてください。
ここまで続いたかあ〜とか、こんな風に感じられるぐらい色々考えるようになったか、とかですかね。褒め方はお任せします(笑)

この自信というか、ここまできたんだ、やってこれたんだという気持ちはこれから壁を乗り越えていく上でとても重要になってきます。

伸び悩んでいる原因を見極める

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一言に伸び悩むと言っても、理由は様々ですよね。
ただなんとなく〜であれば考えすぎなくて良いのですが、
一過性ではない原因がある場合は看過しないようにしましょう。

例えばダブルストロークに代表される技術的なものを、いくら練習してみても思うようにいかず、気持ち的に嫌気がさして伸び悩みからのモチベーションも低下してしまうことだったり。

技術が思ったように伸びない状況が長く続くと、ドラムを続けにくくなってしまったり、気持ち的に折れてしまうと辞めることに繋がったりするのでなんとかカンフル剤を投入したいところ。

またお仕事や学業、その他が忙しくなり物理的にドラム練習や演奏ができない時間が続くことでいつしかドラムが生活の一部から外れてしまって、結果的に技術も伸びずフェードアウト…ということもよくありますね。

このようにどんなことが理由で伸び悩んでいるのかを考えてみないと、ただ焦ったり、ストレスが溜まったりと良いことがありません。
そして原因によって対処の仕方も変わってくるので自己分析してみるようにしましょう。

先述しましたが、ここまで考えたり伸び悩めるようになってきた、ということが重要です。

技術的に伸び悩む場合

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これは私にもよくある、というか何なら常にうまくいかないなと思いながらも長い目で見たら僅かに前進している…?というような感じなのですが、小さな目標(ステップ)を設けることがとても大切です。

先ほどのダブルストロークでいうと、大きな目標はダブルストロークができるようになることです。
ただいきなり練習を着手し始めた初日でできるようになる訳はないので、皆さんそれなりに長期的に取り組むことなんだろうなーという意識は持ってもらえるのですが、とはいえ何ヶ月もできるようになっている、もしくは成長の実感が持てないと嫌になって来ますよね。

いつかできようになるから、というのをモチベーションに頑張るのは2、3ヶ月が限界だと思います。

ダブルストロークは必ずできるようになります。
ただ習得までにかかる時間はもちろん人それぞれ。
みんな必ずできるようになるのに、結局その前にやめてしまっているだけなのです。

つまり、できるまでやった人が、ダブルストロークができる人なのです。
実はドラムに限らず何でもそうですよね。
プロ野球選手になるにはもしかしたら練習や努力だけでは不可能かもしれません。松山選手のようにマスターズを制することも。

ただドラムのテクニックは9割以上のものが練習で習得可能です。

と言うわけで前置きが長くなりましたが、こういう場合は小さな目標を設定します。
ダブルストロークができるようになるにはいくつかのステップが必要になります。

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画像の中のゴールをダブルストロークができること、とすると、それまでの道のりは3個のステップがあるように理解できると思います。

物を教える時の目線(講師目線)、考え方は逆算思考といってゴールから今現在を見据えることができます。

つまりゴールに到るまでに必要なステップがわかっているのです。

しかし物を教わる時や未知のことにチャレンジするときは積み上げ思考といって、今現在からゴールを見ようとします。そして多くの場合途中のステップは視界に入らず、ゴールを見据えています。
これを悪いといっているのではなく、ごく自然のことです。

ここで重要になってくるのは、レッスンを受けている場合でも、独学で練習している場合でも、逆算思考を取り入れることです。
ダブルストロークでいえばステップ1は片手(RRとLL)ずつ指の使い方を覚えること。
ステップ2はゆっくりと両手でRRLLを繋げてやっていく、などなど。

それぞれのステップができるようになることは、ゴールに近づいている証でもあります。

実際に先ほどの画像なんかを自身で作成してチェックしていっても楽しいですね。

要は少しでもゴールに近づいていると言う実感を持つことが大事です。
この積み重ねで結果的に大きな目標を達成することが可能になるわけですね。
独学が難しいと言われている大きな理由は、この小さなステップを設ける力と、逆算思考を持つこと(2つは実は同義)が難しいからだと思っています。

次回は続編になりますが、忙しい中でもモチベーションを保つやり方についてお話します♪

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